パッケージソフト開発

アプリケーションコアソフトとカスタマイズとユースウェア……「お客様にとって本当にいいものを提供したい」という目的に向かって

私達の主たる業務に“パッケージソフト開発”が挙げられます。そして私達が開発しているパッケージソフトは“業務アプリケーション”、その中でも“販売管理”という特化した分野の商品です。世の中には非常に有名で多く売れている販売管理のパッケージソフトが数種類あります。しかし私達はそれらとは少し異なる考え方に基づいてパッケージソフト開発を行っています。その考え方とそこに到達した紆余曲折を簡単にご紹介したいと思います。

何を持って“いいもの”とするか……量販型の限界を感じる

パッケージソフトのビジネスというのは出来上がったものをその形のままで多く販売するのが基本です。開発にかかったコストを量販することにより回収する訳です。多く売れることを前提とすれば“いいものを安く”提供することが出来ます。私達も古くはここから出発しました。しかし…何を持って“いいもの”とするのでしょうか? 多彩な機能を備えていれば“いいもの”でしょうか? 私達が開発しているのは“業務アプリケーション”であり、その中でも業種・業態によって要求される機能が大きく異なる“販売管理”です。どうしても“量販型”は八方美人のような内容になりがちで、機能が多いわりには本当に必要な機能が不十分であったり、いろいろな機能があるがために目的に到達するのに余分な労力や時間がかかったり、といった不満がついてまわります。それはお客様にとって本当に“いいもの”でしょうか? 「お客様にとって本当にいいものを提供したい」……これが量販型の限界を感じるきっかけとなりました。

とは言うものの……手作りの限界を感じる

とは言うものの、お客様1社1社に完全にマッチするものを提供するということは1社1社に合わせて手作りする、ということになってしまいます。私達も一時期そんなことをやっていました。しかしここでいくつかの問題が出てきました。

(1)コストがかかりすぎる!

ソフトは無形のものなのでやる気になればどんな希望も実現できます。しかしそれに比例してコストが高くなっていきます。これは注文建築と同じ理屈です。しかしどれだけ頑張っても100%満足ということは残念ながらないと思います。一方ちょっとした機能の追加や修正によってある程度の満足が得られるのにそれだけのコストをかけて手作りすることが「お客様にとって本当にいいものを提供したい」という目的にかなうのでしょうか?

(2)未知のメリットが失われる!

ソフトの導入を検討する際、どちらのお客様も“導入する目的”をお持ちだと思います。それが実現できるか否かが重要なポイントになる訳です。ところが不思議なものでそれを検討している時には意外とそれ以外のことは忘れられています。量販型パッケージソフトのいいところはいろいろな機能が用意されている点であり、導入してみて初めて“あ、こんなことが出来た方がよかったなあ”ということを感じた時、もしかしたらすでにその希望を叶える機能が用意されているかもしれません。未知のメリットを失ってまで手作りすることが本当に「お客様にとって本当にいいものを提供したい」という目的にかなうのでしょうか?

正直言って手作りは開発する側にも大きな負担があります。1社1社違うものを作っている訳ですからお客様から問い合わせがあっても“担当者が不在のためすぐお答えできません”といってお客様にご不便をお掛けすることもしばしばです。これでは「お客様にとって本当にいいものを提供したい」という目的に到達できない…。これが手作りの限界を感じるきっかけとなりました。

アプリケーションコアソフトとカスタマイズページの先頭へ

そのような紆余曲折を経て私達が到達したのが『アプリケーションコアソフト』という考え方でした。量販型パッケージソフトから贅肉をそぎ落とし“販売管理”に要求される一般的な機能を兼ね備えた“コア(核)”を用意し、お客様にとって本当に足りない機能を追加していく“カスタマイズ”を施す…。これが「お客様にとって本当にいいものを提供したい」という目的にもっとも見合った手法だと考えたのです。

そして「はんばいQ」の誕生と進化ページの先頭へ

そして生み出された“アプリケーションコアソフト”が「はんばいQ」です。リリース当初は“コア”としての機能が不十分で当初目的を達成できたとは言えない状況が続きました。しかし量販型パッケージソフトにはない開発サービス“カスタマイズ”を多くこなしてきたお陰でお客様の様々な要望が明らかになっていき、それを吸収して機能も徐々に充実してまいりました。現在お客様に提供しているバージョンは多くのお客様の要望が凝縮された内容になっており、その内容もまた日々さらに進化しております。

「お客様にとって本当にいいものを提供したい」という目的に向かってページの先頭へ

以上が私達のパッケージソフト開発の現状です。しかし実はまだ「お客様にとって本当にいいものを提供したい」という目的は達成できていません。パッケージソフトはコンピュータなくして動作しません。そしてそれらを使うのは人間です。お客様が正しい理解のもとにそれらを利用できて初めて私達の目的が達成できるのだと思います。現在私達は適切なご指導やアフターサポート、私達のソフトに限定しないコンピュータの全般的な利用支援、これら人的サービス“ユースウェア”の充実に注力しています。

「お客様にとって本当にいいものを提供したい」という目的に向かって……この道はどこまでも続いているのです。

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