Q-info 第103号 2016年07月発行 【一丁噛】

“一丁噛”が行く!  第96回:Windows10

 皆さんのパソコンはWindows10になりましたか?
当初はWindows10へのアップグレードをしませんか?といった表現だったんですが、無償アップグレード期間が残り3ヶ月を
切ったところあたりからで自動的(!)にWindows10へアップグレードすることが前提で予約時期を勝手に案内しだしました。

半ば強制的にアップグレードを進めていくことに方針が変更されたようです。
そしてこの予約は変更、若しくは取消しをしないとこのままWindows10にアップグレードしてしまいます。

 当社にも『Windows10になってしまったが大丈夫か?』という問い合わせが殺到しました。ユーザーの意思を
無視するかのような形で、あるいは気がつかないうちにアップグレードが行われてしまう。そんな事態が出現したのです。

 そしてこのことはついに国会でも取り上げられる事態になりました。藤末健三参議院議員(民進党)が提出した質問主意書では、
「Windows 10の自動アップグレードにより、アップグレードを意図しないユーザーにも不都合が生じている」と指摘した上で、
「PCのソフトをユーザーが意識しないところで事業者が勝手に書き換えることは、法的に問題ないか」などと問いただしました。

それに対して政府は答弁書で、「『PCのソフトをユーザーが意識しないところで事業者が勝手に書き換える』の意味するところが
必ずしも明らかではない」として「お答えすることは困難」と回答を避けました。

 法的な問題や政党間でのやりとりはともかくとして、現実問題として困ったことが起こっているのは事実です。
何故ここまでマイクロソフト社(以下、MS社)は、Windows10への移行を強行しようとするのでしょう?
どうやら、MS社は以下の文章で表現しているようです。

 「Windows 10 は、高性能で最も安全な Windows であり、無料で簡単にアップグレードできます。Windows 7 または 8.1 の
お客様は、2016 年 7 月 29 日に無料アップグレードの特典が期限切れになる前に、アップグレードを完了してください。
(https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3095675)」と。

要するに、Windows10へのアップグレードは「毎月1度の自動更新であるWindows Update」と同じような意味合いで
行なっているということなんですね。

 何故なんでしょうか? つまり、古いOSよりも最新のOSであり使いやすく、従来のOSと比較してセキュリティ対策も万全。
期間限定の無料アップグレードを実施しない手はないですよという主旨からそう言っているようです。
特にセキュリティ面で、Windows7やWindows8.1より強固な対策を施しているWindows10の方が安心ですよと強調しています。

 それならばアップグレードしない手はないですよね。 なにが問題なのでしょうか。
利用しているアプリケーションや大切に使用しているプリンターがWindows10に対応していない製品&商品があるからです。

銀行のネットバンキングが使えなくなったなどという話も聞いたことがあります。アップグレードは出来たとしても、
業務が出来ないとなれば話は別です。

 弊社のはんばいQspでも、対応しているOSは「Windows7」までとなっており、Windows8やWindows10には
完全対応しておりません。(現在、Windows10完全対応版を開発中で、近いうちにご案内できると思うのですが・・・)

少なくともはんばいQspを使っていただくという点からはWindows10にする必要はありませんし、決してしないで下さい。

もし、意図せずにWindows10になってしまった(!)としてもアップグレードしてから31日以内であれば以前のOSに戻せます。
(操作について、ご不明な点などありましたら弊社までご連絡ください。)

 そしてまた、「無償期間が終わる前にWindows10にしないと損や!」と言われるかも知れませんが、
決してそんなことはありません。

OSが最新になったとしても、パソコン本体が永久に使えるわけではないからです。機械はどれだけ大事に使っても、
いずれ壊れてしまいます。結果、買い換える際はWindows10がインストールされたPCを購入することになります。

 結論的にいえば、

1.Windows10にしなければならない明確な理由があるのかどうかを考えて下さい。
2.明確な理由があってWindows10にアップグレードしなければならないとした場合、利用されているアプリケーションや
プリンターがすべて対応しているかどうかを調べて、未対応のものがあればいつどのようにすればいいのかを判断して下さい。
3.Windows10にしなければならない明確な理由がない場合、アップグレードはやめて従来のOS(Windows7か8.1)で
  使い続けて下さい。なにも不都合なことはないはずです。
4.いずれパソコンが古くなり買い替える時機が到来した時には、アプリケーションやプリンターなどがWindows10対応に
  なっていて特になにも問題はなくなっていると思います。

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