Q-info 第99号 2016年03月発行 【一丁噛】

いっちょかみ“一丁噛”が行く! 第94回:人材不足

 人材不足という声をよく聞きます。昨年、京都中小企業家同友会が行った景況調査でも人材不足が
経営課題の2番目に挙がりました。業種を問わず人材不足感が広がっているようです。
しかも、その理由は景気が良くなったということではないようです。

確かに、一時期に比べれば多少景況感は良くなってきてはいますが、深刻な人手不足を招くほど景気は
良くないというのが実感です。ではなぜ人材が不足しているのでしょうか。
少子化の進展を踏まえて少しでも今のうちから若い人を確保しておきたいという心理が
働いているようです。ですので40代以上の高齢者はそんなに不足しているわけではなく、業種に
よってはあまり気味の感もあるようです。

 一番深刻なのはIT業界です。IT技術者が不足しています。もともと、IT技術者は慢性的な
人不足なんですが、特に最近は顕著です。IT業界の会合に出掛けると「いい人いませんか?」
「人が採れませんねぇ」が挨拶代わりになっています。

 ではなぜIT技術者がそんなに不足しているのでしょうか。
“IoT”という言葉をお聞きになったことはありませんか。IoTとは、Internet of Things、
すなわちコンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に
通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、
遠隔計測などを行うことを指します。(IT用語辞典 eーWordsより)

 例えば外出先からスマホでお風呂を沸かすスイッチを入れるとか、電力メーターを自動的に
検針して電力会社に送信するとか、ドアの開閉を外出先で確認できるとか・・・・。様々なモノが
インターネットに接続されて情報のやりとりをするようになるのです。

ですので、今までITに縁のなかった業界、例えば工務店とかガス会社とかがどしどしIT技術者を
雇い入れるようになってきたのです。ですから当社のような中小零細なソフト会社の人材確保は
かなり深刻な困難さに直面しています。