Q-info221【読者訪問】千田硝子食器株式会社
第196回 千田硝子食器株式会社
お話を伺った方 代表取締役 千田 忠司 様
会社の所在地 〒542-0075 大阪市中央区難波千日前8番21号
電話番号 TEL:06-6632-2512 FAX:06-6632-3580
URL https://senda-glass.com/
事業内容 硝子・陶磁器及びメラミン樹脂製食器、厨房機器の販売
大阪・千日前から世界へ!
~ 1800万人のインバウンドを呼び込む「街づくり」~

大阪・ミナミの活気ある商店街、千日前道具屋筋。
かつては「シャッター通り」の危機に瀕したこの街を30年以上にわたり牽引されてこられた千田社長にお話を伺いました。
同社は30年以上も前から「はんばいQ」をお使いいただいているお客様で、10年前にもこの読者訪問にご登場いただいており、10年ぶりにお話を伺いに行きました。
京都を抜き関西の「ハブ」となった大阪

現在、関西の外国人観光客数は昨年1800万人に達し、データ上ではついに京都を追い抜いて大阪がトップに立ちました。この成功の背景には、2000年頃から継続してきた
「食・人・商・文化」をSNSで発信し続ける地道な努力があるとおっしゃいます。
かつては中国人が35%を占めていた客層も現在は18%程度になり、代わりに韓国、東南アジア、欧米からの観光客が急増しています。客単価は中国人が高いそうですが、来日客数が増えたことで商店街としては潤っているようです。また、特定の場所に観光客が集中して「オーバーツーリズム」に陥っている京都に対し、大阪は地下鉄各駅にガイドを置くなどして、観光客を分散・回遊させる戦略をとっているのだそうです。
道具屋筋から世界へ

深刻な人手不足に悩む日本において、外国人雇用の促進は避けて通れないテーマだとおっしゃいます。16年前から「留学生と企業のマッチング事業」に取り組んでおられ、代表理事を務めておられる(一社)大阪活性化事業実行委員会では留学生を対象とした合同企業説明会の開催もなさっておられます。ベトナム、ネパール、ミャンマー、バングラデシュといった南アジア諸国からやってくる彼らは優秀で、日本語・英語・母国語を操るトリリンガルも少なくないそうです。こうした真面目でハングリーな優秀な外国の若者をいかに受け入れ、共に成長して行くかが、今後の日本企業の鍵となるのではとおっしゃいます。
また、大阪府商店街振興組合連合会理事長や千日前道具屋筋商店街振興組合理事長など多くの団体の要職を長年務めてこられており、道具屋筋を単なる道具の町ではなく「世界に通じる道具の道」にしたいという壮大な思いをお持ちです。またさらに、難波駅前広場を「西日本のハブ」として位置づけ、さらなる情報発信を強化していきたいと熱く語っておられました。商店街の発展だけに留まらず、大阪全体、いや日本の将来に向けてますますご活躍いただけることを期待しております。
(米田)