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Q-info 第129号 2018年9月発行 【読者訪問】

カテゴリー[コラム/Qinfo, 読者訪問]

お伺いした会社  株式会社田中工務店
お話を伺った方  代表取締役社長 田中 勝久 さん
会社の所在地   〒601-8173 京都市南区上鳥羽八王神町5番地
連絡先など    TEL:075-681-9556 FAX:075-671-8726
事業内容     総合建設業(建築工事業) 一級建築士事務所
URL      http://www.tanaka-toba.co.jp/

 今回は明治39年に創業され、大正~昭和~平成と4つの時代にわたって事業を営んでこられ、いよいよ5つ目の新しい時代に突入しようとされている田中工務店の田中社長をお訪ねしました。
 このQ-info読者訪問のコーナーには2011年8月、ちょうどその2ヶ月前に社長に就任されたばかりの時にお話をお伺いしており、今回が2回目のご登場となりました。
 つい先頃、同社のパソコン(20台)を一新されるお手伝いをさせていただきました。
使っておられるCADシステムのライセンスの関係でWindows10にグレードアップすることによりトータル経費を抑えられるということで、思い切ってすべてのパソコンの入替をされることになりました。パソコンの買い替えはいろいろなデータの引っ越しや環境の整備に手間がかかるもので、できるだけスムーズに新しいPCに移行していただけるようお手伝いさせていただきました。
 同社はもともと住宅建築からはじめられたとのことですが、今や総合建設業として個人住宅から法人社屋、工場、倉庫、保育園や幼稚園、寺院まで幅広く手掛けておられます。特に最近は法人との付き合いが増えてきているとおっしゃってました。そしてまた、官公庁の仕事は少なく9割が民間だそうです。
 もともと上鳥羽で創業され、昭和47年に現在地に移転されましたが、現在に至るまでずっと京都市南区上鳥羽の地で仕事をなさってきておられます。中小企業は地域密着が大切だとおっしゃいます。昨今の京都のホテル新設ラッシュでは事業者が東京というケースが多く、建設業者も地元の業者ではない場合も少なくないとか。
地域の活性化を考えた場合、地元の業者が請け負い、地元の外注先を使い、お互いに顔が見える中で仕事をしていくことが大事ではないかとおっしゃいます。
そういった視点から同社では地元を意識し、顔の見える関係を重視してこれからも地域に育ててもらう地元企業として頑張っていきたいとおっしゃっていました。
 時あたかも、私が所属している京都中小企業家同友会では今年4月「地域経済ビジョン」を発行しました。これは、“地域経済・社会が存続成立してこそ国が成り立つ”という考え方に立脚し、“地域内経済循環を高めて地域資源を活かした地域経済の自立化を目指す”ことを謳っています。
まさに田中社長のおっしゃっていること、お考えになっていることと符合することから話が盛り上がり、肝心の取材そっちのけで話し込んでしまいました。
 規模の大小で大企業や中小企業というのではなく、地域に密着し、地域に貢献している企業を“地域企業”と呼ぼうということが言われています。まさに田中工務店さんはその“地域企業”と呼ぶに相応しい企業として、これからも地域のために頑張って発展されることを願っております。

米田