Q-info213【”一丁噛”が行く!】猛暑・酷暑・激暑・・・・
第198回:猛暑・酷暑・激暑・・・・
気象庁の定義では9月から秋だそうですが、今年は本当に暑い日が続きますね。特に6月から暑さが増しており、全国153地点のうち122地点で、6月として歴代1位の高温を記録しました。更に35℃以上の猛暑日が200地点以上で観測され、6月としては前例のない事態になりました。そしてその暑さは7月から8月にかけて更に厳しくなり、猛暑日の日数が観測記録を更新する地域が続出しました。
また、40℃を超える地域も増え、京都府においても7/30に福知山市で40.6℃を記録するなど、異常な暑さが続いています。
ところで、猛暑日って何度からかご存じですか。
気象庁が公式用語として定めているのは、夏日(25℃以上)、真夏日(30℃以上)、猛暑日(35℃以上)です。
非公式ではありますが40℃以上を酷暑日、そして、激暑、炎暑という言葉もあるようです。
『今日は真夏日になるらしいから暑いよ』などと言っていた昔が懐かしく感じます。
この暑さの原因としては、
1.地球温暖化
地球的な規模で温暖化が進んでおり、人類にとって 大きな脅威となっています。
2.“ダブル高気圧”の影響
太平洋高気圧とチベット高気圧が日本列島の上空で 重なり合う「ダブル高気圧」の状況が続き、日射や下 降気流が強まって猛烈な暑さをもたらしています。
3.海面水温の上昇
日本近海の海面水温が例年より高くなっており、偏 西風の流れにも影響を与え、高気圧の位置や勢力に 関係して気温上昇をもたらしています。
そしてこの暑さ、いつまで続くのでしょうか。
この記事を書いている8月中旬の気象庁の発表によると、8月から10月にかけて、全国の気温は平年を大きく上回る見込みで、猛暑は8月下旬まで続く可能性が高いとのことですが、さて如何だったでしょうか。
そしてさらに、秋の訪れは遅く、9月〜10月も日中は厳しい暑さが続く見通しで、都市部では9月上旬まで熱帯夜が続くことになりそうだと。
そしてまた、熱中症にもさらなる注意が必要ですね。
夏の疲れが溜まってきて体力も衰えるこれからは、こまめな水分補給、エアコンの使用、外出時の帽子や日傘の使用など、いままでにも増して十分な対策を取る必要があるかも知れません。そして、皆さんと共に元気に秋の訪れを迎えたいと思います。
(一丁噛)