Q-info225【スタッフのつぶやき】美術鑑賞
こんにちは。ちょっと夏バテ気味の眞田でございます。
皆さんは夏バテしていませんか?
私の人生の中で、日々の生活の中で積極的に芸術と触れ合う機会はほとんどありませんでした。
しかし先日、小学校の遠足以来、実に数十年ぶりに京都市京セラ美術館に足を運び、『歌川国芳展』を鑑賞してきました。
歌川 国芳(1797-1861)は、幕末の江戸で絶大な支持を集めた浮世絵師です。
圧倒的なデッサン力や奇想天外なイマジネーション、 そして江戸っ子らしい強烈なユーモアと反骨精神を兼ね備え、現代でも国内外で人々を魅了し続けています。
これまで学校の教科書やテレビを通して浮世絵を目にすることはありましたが、本物の浮世絵を目にするのは今回が初めての経験でした。
そこでまず驚かされたのが、そのサイズ感です。
実物はコピー用紙ほどの大きさに過ぎないのだと知り、その限られた画面に施された極めて精緻な描き込みにちょっとした衝撃を受けました。
展示では、1枚ずつの浮世絵を横に3枚繋ぎ合わせてダイナミックな世界を表現する「三枚続(さんまいつづき)」という技法の作品も見られ、1枚では表現できないスケール感のある構図の浮世絵も数多く並んでいました。
国芳は無類の猫好きだったそうで、猫を擬人化した可愛らしい浮世絵や、人間をブロックのように精巧に組み合わせて人の顔を表現した作品など、遊び心とユーモアがたっぷり詰まった作品も多く並んでいました。
出品数は約200点もあり、見応えは十分。
美術館としては珍しく、会場の前半部分が写真撮影可能であった点も印象的でした。
アートに馴染みのなかった私ですが、国芳の奇想天外な世界観に触れたことは、新鮮な感動と美術の奥深さを教えてくれる貴重な体験となりました。
管理部係長 眞田 恭平
