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Q-info 第149号 2020年5月発行 【読者訪問】

カテゴリー[コラム/Qinfo, 読者訪問]

読者訪問 第124回

お伺いした会社  山城繊維工業株式会社
お話を伺った方  代表取締役 久村 浩 様
会社の所在地   〒610-0341 京都府京田辺市薪泥々50
連絡先など    TEL:0774-62-0471 FAX:0774-63-6311
事業内容     リサイクルによる合成樹脂(プラスチック)原料の製造・販売
URL      https://www.e-y-s.co.jp/

 いまからちょうど8年前に当コーナーにご登場いただいた山城繊維工業さんに久村社長をお尋ねしました。

前回訪問させていただいた2年ほど前に当社の販売管理システム『はんばいQ』をご導入いただき、一部のレベルアップなどを経て現在まで順調にお使いいただいております。そんなこともあってお目に掛かるのも久しぶりでしたが、開口一番『お久しぶりです。ご無沙汰しております。コロナの影響は如何ですか?』というご挨拶から始まりました。京田辺市の隣の井手町で集団感染が起こっていることもあって、お互いの情報交換などもさせていただきました。

 同社では熱可塑性プラスチック(主にナイロン)の再生を主たる事業となさっています。食品包装材として使われているナイロン包材の製造工程において出る端材・加工ロス等の廃プラスチックや使用後廃棄された材料や製品を引き取り、再生可能なペレット状の材料として加工し販売するというリサイクル事業です。

事業内容は前回お伺いしたときと大きく変わっていないそうですが、最近は複合材が複雑になってきておりリサイクルが難しくなってきているとおっしゃいます。
溶かすときの温度が異なったりしてそれなりに苦労することも多く、シートとして再生可能なチップにせずに、雑貨用途に再生する材料として直接産廃業者に提供す
ることもあるとか。

「捨てないという意味ではリサイクルだが、次の使途まで考えたリサイクルになっていない。メーカーは製品を作る上でリサイクルまで考慮すべきだ」とおっしゃいます。プラごみ問題が世界的に大きな課題となっている昨今、同社の事業の社会的意義は大きく、これからも継続的にリサイクル事業を推進してますます発展していっていただくことを祈念いたしております。

(米田)