Q-info 第152号 2020年8月発行 【“一丁噛”が行く!】

第141回:リニア新幹線

 2020年6月16日、JR東海の金子社長と静岡県川勝知事の会談が行われました。
JR東海が進めるリニア新幹線の建設において、静岡県内で本格着工できない問題について、両トップ会談が行われたのです。
国土交通省は2014年10月にリニア工事を認可しましたが、静岡県はリニア工事が大井川の水量減少や南アルプスの生態系に影響を及ぼすおそれがあるとして、今も工事着手を認めていないというのがそもそもの問題です。
JR東海は早急にトンネル掘削の前段で行うヤード整備などの準備工事だけでも行わないと、2027年開業に間に合わないと主張し、両者の対立が深まっています。結局その日の会談でも具体的な進展はできず、今も硬直状態が続いています。

 この問題の結論は両者に委ねるとして、今一度立ち止まって考えてみてはどうでしょうか。リニア新幹線って本当に必要なんでしょうか。東京ー名古屋間を40分、東京ー大阪間を67分で結ぶと言われているリニア新幹線。超電導磁気浮上式鉄道として時速500km/hで疾走し、トンネルが85%を占め、電気エネルギー量は従来の新幹線の3倍必要とされるこのリニア中央新幹線。
環境問題をはじめ数々の問題を抱えながら、これから人口が減少していく日本で、本当に必要なんでしょうか・・・。

(一丁噛)