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Q-info 第158号 2021年2月発行 【読者訪問】

カテゴリー[コラム/Qinfo, 読者訪問]

お伺いした会社  有限会社 章美プリント
お話を伺った方  代表取締役 福野 慎吾 様
会社の所在地   〒601-8441 京都市南区西九条南田町41
連絡先など    TEL:075-691-1624 FAX:075-661-0292
ホームページ   http://www.syobiprint.co.jp/
事業内容     印刷業

 今回は弊社の封筒印刷などをお願いしている章美プリントさんに福野社長を訪ねしました。
同社はいわゆる印刷屋さんで名刺、封筒、伝票、冊子などの印刷、製本等を手掛けておられます。
昔は学校関係を中心に印刷需要に応えておられたそうで、修学旅行の生徒用の冊子とか報告書などの冊子ものなどを得意とされていました。
現在も小ロットの冊子、特にA5版の冊子は得意だそうですが、そういったものを積極的に手掛けておられるのだそうです。

 ちょうどお伺いしたとき、新しいオンデマンド印刷機が納入されたところで、メーカーの人がセッティング作業などをされていました。
オンデマンド印刷機は4代目だそうで、新機種になるほど今までできなかったことができるようになってきたとのこと。印刷できる紙などの種類もかなり増え、蛍光色での印刷などもできるようになってきたそうです。オンデマンド印刷のメリットは小ロット印刷やナンバリングができることなどですが、そのメリットを活かした印刷も積極的に手掛けていきたいとおっしゃっていました。

 最近はネットでの印刷通販が盛んで価格破壊されてきており、印刷業界はかなり厳しいのではないですかとお尋ねしたら、『たしかに、チラシなどの印刷はかなり低価格で出来るので、印刷業者が印刷通販に外注しているようなケースも見受けられるようになってきましたが、うちでは印刷通販では出来ないジャンルのものを手掛けるようにしています。そしてまた、印刷だけではなく、その前後、すなわちレイアウトやデザインなどの製作から、印刷後の封入や製本、宛名印字などをお引き受けすることで差別化を図っています』とのことでした。
ワンストップで出来るという強みを活かしていきたいとおっしゃってました。

 印刷業界の将来や同社のビジョンなどをお聞きしたら、紙の需要は減ってきているし、ひょっとしたら名刺などというものもなくなるかも知れない。印刷市場は7割減少するともいわれている。しかしながら、紙の印刷物が全くなくなるわけではないので、特殊なものなどに焦点を当てながらオンデマンドのメリットを活かして、印刷のみならず前後の工程を含んで付加価値を付けた営業活動をしていきたい、とおっしゃっていました。
そして、『こんなん出来ないかと、とにかく相談して』とおっしゃっています。
 印刷の歴史を将来、子供達に伝えていきたいということもおっしゃっており、そのためにもこれからも頑張って多様なニーズに応えられる印刷屋さんとして頑張っていただきたいと願っております。

(米田)