Q-info 第171号 2022年3月発行 【スタッフのつぶやき】
弊社の社長様は蜘蛛が大嫌いである。だいたい社内に住まう蜘蛛はずんぐりむっくりした小粒なヤツで、可愛いとまでは言わないがいかにも害がなさそうである。しかし社長様は遭遇すると大騒ぎする。
そんな姿を見てある映画を思い出した。
南米のジャングルで新種の蜘蛛探しをしていた探検隊。同道していたカメラマンが蜘蛛の毒にやられて死んでしまったので棺桶に入れて故郷の町に送り出した。
その頃その町で新たに開業した若い医師は苦悩していた。せっかく患者をゲットしたと思ったら何故か皆、心臓麻痺で亡くなっていく。これは何とも胡散臭い、と思った彼はいろいろ調査して町のどこかに猛毒を持つ生物が潜んでいる!と確信する…
結局南米から棺桶に潜んでやってきた猛毒を持つ蜘蛛がその医師の家の敷地にある古い納屋で繁殖していることがわかり大パニックに。家中から溢れ出る蜘蛛!蜘蛛!蜘蛛! 主人公達はこの事態を収拾できるのか??
この映画、「アラクノフォビア」という題名である。翻訳すると“蜘蛛恐怖症”だそうである。
だいたいにおいてパニック系の映画で昆虫を引っ張り出したら、そんな訳ねえだろー!満載のB級映画になるのは避けられない。
しかしこの映画は地味ながらわりとまともで楽しく観られる仕上がりである。
ちなみに私たちはネットという世界に住んでいる。扱いを誤るとネットは蜘蛛の巣になりいつ何時何者かの餌食にならないとも限らない…。それに比べれば小粒のずんぐりむっくりなんか可愛いものじゃないですかー、
え? 蜘蛛は蜘蛛じゃー? はいはい社長、仰るとおりでございます… ちなみに私の職務要件には蜘蛛退治は含まれていない。
(特販部 山口 徹)