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Q-info 第197号 2024年5月発行 【読者訪問】

カテゴリー[コラム/Qinfo, 読者訪問]

第172回 株式会社コダマ製作所

お話を伺った方 代表取締役 児玉 雅人  様
会社の所在地 〒601-8111 京都府京都市南区上鳥羽苗代町16-1
電話番号 TEL 075-634-4100  FAX 075-634-4515
事業内容 各種看板・店舗内外装などの企画/設計/製作/施工、広告
HP https://www.kdmsign.jp/

看板製作のプロフェショナルとして
~豊かな空間づくりを通して地域社会に貢献~

 今回は昨年11月に本社移転をされた(株)コダマ製作所さんをお訪ねしました。
同社は今年創業61年目を迎えます。現在の社長は2代目で、大学卒業後はNECに入社されて、金融関係や自治体関係のオンラインシステムのセールスエンジニアをなさっていたそうです。
 お父上が創業された当時は看板製作の下請けをやっておられたそうですが、現社長が戻ってこられてからはNECで培った人脈も活かし、金融機関やJRAなどへの積極的な営業活動を展開。下請け体質の脱皮を図られ、今では一部ゼネコンからの下請けもありますが7割強は直接営業された成果だとおっしゃっていました。京都競馬場の看板はほとんど同社が手掛けておられるのだそうです。

単なる看板屋からの脱皮

 『看板の仕事は波がある』とおっしゃいます。新築物件がある月とない月とではかなりの売上の差があります。そんな波に翻弄されないようにと広告事業に力を入れてこられました。
 京都市営地下鉄の主要な駅にデジタルサイネージの設置を進め地元企業に特化した企業広告の掲出に努めておられます。地元企業にターゲットを合わせ、地域内経済循環につながる取り組みとして力を入れておられます。
 昨年11月に移転された新しい本社では、今まで本社とは別の場所で作業をしていた作業場も統合し、作業効率の向上も図れました。また、2018年度に導入いただいた販売管理システムの活用も進み、ますます業務効率が向上して更なる収益向上も見込めるようになることでしょう。

3つの柱を育てていきたい

 『これからメタバース上の看板屋を目指していきたい』とおっしゃっています。リアルな看板ではなく、これからますます盛んになってくるであろうメタバース上での看板、広告に取り組み、ゆくゆくは自前でメタバースの展示会場を持ちたいと。会場設営だけでも多額な費用を要しますが、自社運営することで広告主へのサービスも強化できるとおっしゃっていました。

 看板の企画・製作、デジタルサイネージ等の広告宣伝、そしてメタバース展示会場。それら3つの柱を育てていきたいと熱く語られる児玉社長の夢の実現を目指してますます頑張って行かれることを望みながら同社をあとにしました。

(米田)