Q-info209【読者訪問】人見建設株式会社
第184回 人見建設株式会社
お話を伺った方 代表取締役 人見 毅 様
会社の所在地 〒604-0993 京都市中京区寺町夷川上ル久遠院前町686
電話番号 TEL 075-231-0713 FAX:075-231-3776
メールアドレス https://www.hitomi-k.co.jp/
事業内容 建設業(新築・増改築・設計・施工)、不動産業(売買・仲介・賃貸・管理)
業界のホワイト化を更に・・・・
~外からのイメージ刷新をめざして~

今回は人見建設(株)さんの人見社長をお訪ねしました。
同社では今般、社員教育の一環としてバトルクレイン研修会(1)を企画なさっており、 昔は3Kといわれた業界のホワイト化に積極的に取り組んでおられます。 そんな人見社長に熱い思いを語っていただきました。 (1)バトルクレイン研修会とはグループワーク体験型ビジネスゲーム『バトルクレイン』を用いた企業経営実践研修会です。
2025年3月号(第207号)のInformation Cornerでご紹介しています。(バトルクレインHPのURLはhttps://www.battle-crane.jp/です)
自分たちから襟を正して

現在の人見社長は4代目にあたられます。建具屋の見習い大工をなさっていたひいおじいさんが独立されて町家大工仕事をはじめられたのがはじまりです。
建設現場といえば「親方に怒鳴られる」「ガラが悪い」「きつい」といったマイナスイメージが強いようですが、一方で「社会貢献度が高い」「先輩の面倒見がよい」などのポジティブなイメージを持つ人もいます。
同社に来たインターンシップの学生から「意外とこの業界、ホワイトなんですね」と言われ、まだまだブラックなイメージが払拭できていないので頑張らなければならないと意を強くなさったそうです。自らが襟を正していくことにより、建築・不動産業界のホワイト化を進めていきたいとおっしゃっています。
人手不足が顕著な業界にあって、もっともっと若い人に業界のことを知ってもらいたいとおっしゃっていました。
社員大工の良さを武器に

同社では建て売りはしないそうです。建て売りは誰が住むか分からない。住む人の顔が見えるところで喜んでいただける仕事がしたいと。特に大工仕事にこだわり、木材を重点的に使った注文建築をなさっています。
大工を育てるのには手間暇がかかるが社員大工を養成し、お客さんから大工の指名が来るような仕事がしたいとおっしゃいます。大工がいない工務店が多い中、現在4名の正社員大工を擁し顧客満足を追求されています。
不動産管理をはじめ太陽光発電事業にも進出されて業容を拡大なさっている人見建設さんのますますのご発展を祈念しながら帰路につきました。
(米田)