Q-info210【”一丁噛”が行く!】新幹線大爆破
第195回:新幹線大爆破
Netflixで配信されている『新幹線大爆破』という映画を見ました。地上波放送でもそのPR画像は流れていますので映画のことをご存じの方も多いかと思います。
この映画、実は1975年に封切られた同名の劇場映画のリメーク版です。原作で爆弾を仕掛けられたのは、東京発博多行きの新幹線「ひかり109号」。時速80km以下になると爆発するという爆弾を仕掛けられた0系ひかり号が疾走し、高倉健、千葉真一、宇津井健など豪華キャストが出ていた手に汗握る面白い映画でした。
今回のリメーク版では新青森発東京行き「はやぶさ60号」に爆弾が仕掛けられ、時速100km以下になると爆発するという想定。「東海道・山陽新幹線」から「東北新幹線」へと舞台が変わっています。
前作の時は、新幹線を爆破するなどとは何事だという訳で当時の国鉄の協力が一切得られなかったそうですが、今回はJR東日本が全面的に協力し、かなりリアルな映画となっています。
新青森・東京間を何日もかけて7往復もして車内の撮影をしたそうです。また、普段見ることができない新幹線総合車両センターでの撮影なども行うことかできたとか。
鉄道ファンの私は何としてでもこの映画を見たいと思い、この映画を見るためにNetflixに加入しました。前作も見てましたのでワクワクしながら配信開始日を待ちました。
いやぁ、ホントに凄かったですね。素晴らしい映画でした。車掌役の草彅剛の演技も見事であっという間の2時間14分でした。
かなり印象に残った場面は、E5系「はやぶさ」と高速試験車「ALFA-X(アルファエックス)」が並走するシーンです。「ALFA-X」とは東海道・山陽新幹線ではドクターイエローといわれている高速試験車のJR東日本版。
そんな車両が救出のためにE5系と上下線を並走するなんて、鉄道ファンとしてはたまらない演出となっています。
皆さんも是非ご覧下さい。
(一丁噛)