実務に合った販売管理・生産管理のシステムで業務効率の改善をサポートします!

京都府京田辺市河原平田23番地の16

0774-63-1131

Q-info211【読者訪問】株式会社たにぐち

カテゴリー[コラム/Qinfo, 読者訪問]

第186回 株式会社たにぐち

お話を伺った方 代表取締役社長  谷口  晴弥 様
会社の所在地  〒602-8144 京都市上京区丸太町通黒門東入藁屋町525
電話番号    TEL 075-841-5530  FAX:075-802-1074
URL      http://www.taniguchi-inc.co.jp/
事業内容    菓子製造卸業

和む空間の提供
~和みを与えるお菓子を作り続けて117年~

 「酒の上での喧嘩はあってもお菓子を食べての喧嘩はない。お菓子は和みを与えるなくてはならないもの」とおっしゃる明治41年創業のお菓子の老舗 (株)たにぐちの谷口社長をお訪ねしました。

京都ブランドを大切に

 同社は主に地域の素材を使ったオリジナルなお菓子の製造・卸をなさっています。自社で企画開発して各地のメーカーで製造した和菓子や洋菓子を、地元の土産店、駅ナカ売店、道の駅などへ卸しておられます。自社での製造も手掛けておられ、取扱い商品点数は数千点にのぼるそうです。また、本社の隣には嘉楽本舗という店名で直販のお店も設けておられます。更に最近では通販にも力を入れておられるとのことで、お菓子を通じて日本文化の発展に寄与なさっています。

 谷口社長は4代目で、最近はお菓子の卸販売をするだけではなく売場作りやPOP提案など小売店へのサポートにも力を入れているとのことでした。

新たなことにもチャレンジ

 節分や節句など季節ごとのお菓子の提供を通じて日本文化や京都ブランドの普及、浸透に努めてこられていますが、近年は少子化などの影響もあって中元・歳暮などの需要が減ってきているとおっしゃいます。更に核家族化が進み、小包装のものが喜ばれるようになってきたとか。そのようなことで、需要の傾向は変化してきていますがお菓子全体の需要はあまり変わらないそうです。やはりお菓子というのは必需品なのかも知れませんね。

 最近同社では“冷凍大福”を売り出されました。朝日新聞に「10名様にプレゼント!」という企画を掲載したところ、1000通以上の申込があったそうです。
お菓子の冷凍というのは流通過程ではやっていたことだそうですがあまり表には出てこなかった。それを表に出すことによって新たな需要を掘り起こしたいとおっしゃっていました。

これからも新しいことにチャレンジしてお菓子の裾野を広げ、ますます繁盛されることを祈念して帰路につきました。

(米田)