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Q-info211【スタッフのつぶやき】随分昔の話 – 営業の原点

カテゴリー[コラム/Qinfo, スタッフのつぶやき]

【随分昔の話 – 営業の原点】

また「スタッフのつぶやき」の当番が回ってきました。忘れた頃にやってくるので実に難儀なことです。
仕方ないので今日は昔話をひとつ。

と言っても桃太郎とかかぐや姫は関係ありません。
私は1979~1982年に大学時代を過ごしました。
当時多少学費も稼がにゃならん、とアルバイトを始め、1979年の冬休みからは四条河原町にある某百貨店の地下にある洋惣菜店の店員として休日などに働くようになりました。

カウンターに立って通りかかるお客様(大半がマダムな方々)に
サラダやらハンバーグやらの冷蔵品を販売したり、ガラス張りの小部屋でコロッケなどを揚げたりする仕事です。

そんなある日、百貨店のフロア主任がやってきてワゴン販売をやりなさい、という話になりました。通常冷蔵のショーケースに入れている惣菜ですから回転悪いと傷むしあかんのちゃうの?と店長、バイトで協議した結果、フライした白身魚をドレッシングで酢漬けした商品を販売することに。

人事のように眺めていた私でしたが当日、突然店長から「お前、立ってろ!」...
えーっ...てなもんです。

店の前にワゴンを出し商品を並べるのですがそもそも何を売ってるのかわかりにくいし、ほとんどのお客様は素通り。
足もだるくなるしヒマだし...。

そこでとにかく通りかかる人に声を掛けて適当なことをしゃべりかけることにしました。
すると結構会話が成立し「で、それ何?」という流れになり商品説明(お醤油垂らすとさらに美味です、とか)すると「じゃあ3枚もらうわ」みたいな結果に。
結局、この日商品は約800枚売れました。

ソフトウェアはある意味無形です。
いわばそれ自体ではなくその効用を販売する訳です。
お客様と楽しく会話しながらニーズを探り売上に繋げていく...
しょーもない話ですが、このワゴン販売が私の営業の原点であったと思います。

ちなみにその商品は“白身魚のエスカベッシュ”と言い、1枚150円。 今、思えば懐かしい想い出です。

取締役 山口 徹