Q-info218【読者訪問】株式会社ヤスダモデル
株式会社ヤスダモデル
お話を伺った方 代表取締役 安田 一真 様
会社の所在地 〒601-8203 京都市南区久世築山町379-4 久世工業団地
電話番号 TEL 075-933-2252 FAX:075-933-2253
URL https://www.yasudamodel.com/
事業内容 木型、木工什器、特注家具、からくり時計等の木工製品製作
自走型組織の実現
~ トップダウンではなく社員自らが
自発的に行動する自走型の組織への挑戦~

2020年10月号でご紹介したヤスダモデルさんですが、今回はその翌年に3代目社長に就任された安田一真社長にお話を伺いました。
什器・家具からからくり時計まで
同社は創業79年目を迎えておられる木工制作会社です。昔は数十社あった木型屋と呼ばれる事業形態の会社が今では5社程度に減ってきたそうです。


ものづくりに欠かせない木型製作に、70年の経験に基づく技術力と時代に即したアイデアで活動なさっておられます。50年前の機械がまだ稼働しており、「よそに出来ないことをやる」ということを貫きながら、人を最大の経営資源として他社との差別化を図ってきておられます。2020年には弊社のはんばいQ30を導入いただき業務の効率化をお手伝いしております。
また、木工技術を活かして作ってこられた“からくり時計”は全国各地で稼働しており同社の技術力を示しています。
“レシピ”の資産化
「企業の歴史や先代から引き継いだ資産を尊重しながら、次世代へとバトンを繋ぐための“変化”とは、単に古いものを新しくすることではなく、“守るべき本質(ルーツ)”を現代の技術で再定義し、次世代が『引き継ぎたい』と思える魅力的な土台へとアップデートすることだ」とおっしゃいます。
そしてそのためにビジネスモデルを“ものづくりから「知恵(レシピ)」作り”へと転換されました。
木型製作の図面や工程を「レシピ」として付加価値化し、顧客に提供するスタイルに移行されています。
「熟練者にしかできない」という属人化は、その人がいなくなった時に会社の力を急落させる。難しい仕事ほど若手に任せ、技術継承を仕組み化することで、次世代がスムーズに技術を引き継げる環境を整えられるとおっしゃいます。
そしてまた、経営者がすべてを決めるトップダウンではなく、社員が自ら工程管理を行い、教育についても自発的に発言する「自走型」の組織へと変化させ、次世代が「やりたい」と思える環境作り、すなわち自走式経営を目指し、2047年の会社設立100周年に向けて改革を進めていっておられます。
いろいろ新たなことにもチャレンジされてきておられ、これからのますますの発展を期待すると共に、更なる成長を祈念して同社をあとにしました。
(米田)
