Q-info219【読者訪問】株式会社こだま印刷所
第194回 株式会社こだま印刷所
お話を伺った方 代表取締役 児玉 国人 様
会社の所在地 〒604-8455 京都市中京区西ノ京藤ノ木町16
電話番号 TEL 075-841-0052 FAX:075-811-7873
URL https://www.kodamap.co.jp
事業内容 デザイン、印刷、出版、Web制作など
製造業からの脱皮
~ プロモーション事業を通じて“企画会社”への転身を~
今回は厳しい業界環境の中で、次に向かって新たな戦略の構築を進めておられる
(株)こだま印刷所の児玉社長をお訪ねしました。

印刷機を回すだけの印刷会社からの脱皮
ネット印刷(プリントパックやラクスルなど)やスマホアプリの台頭で近年印刷業界は大変厳しい経営環境にさらされています。廃業なども相次ぐ中で各社は生き残り戦略を模索しています。
そんな中で同社も印刷だけではなくWeb制作、映像制作、デザイン、出版,広告代理業などいろいろな事業にチャレンジしてこられました。しかしながらいずれも他社も同様な展開を模索しており価格競争も否めません。
そこで、自社の強みとはなにかと自問自答されました。長年、本や定期刊行物(会報誌など)の制作を通じて、顧客の組織の状況や歴史を熟知しています。紙面作りの過程で顧客も気づかないような提案を行ってきました。客先の担当者が変わっても「一番様子を分かっているのはこだまさんとこや」と言われることも少なくないことに気付きます。効率化を追い求めても無理。需要が発生する前が勝負!と顧客との信頼関係をもとに需要の掘り起こしをして企画提案をしていくことに注力されました。
プロモーション事業を核に
「何ができるか(手段)」ではなく、「どう解決するか(企画提案)」に重きを置く「プロモーション事業」をこれからの事業の核に据えようと事業ドメインのハンドルを切りはじめました。
「これを作ろう」という需要が発生する前の「困りごと」の段階で関わり、企画提案を行うことが最も重要な仕事だとおっしゃいます。こんなパンフレットを作ろうという前にニーズをつかむ、困りごとをいち早くキャッチして提案に持っていく。そんな上流工程での仕掛けこそ顧客と深く関わってきたからこそできることです。企画段階から深く関わることで、他社との単純な価格比較(相見積もり)をさせない関係性を築くことができる、まさに歴史と信頼に裏打ちされた「強み」だと思います。

20名近くの社員の中で直接印刷に関わるのはたったの2名。あとはデザイナーや企画・コンサル要員。新卒採用も積極的に行い、『企画会社』への転換を進めておられます。
単なる下請けの製造業ではなく、顧客のプロモーションを総合的にサポートする企業 としてのこだま印刷さんの将来に期待して会社をあとにしました。
(米田)
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