Q-info223【読者訪問】テクノグローバル株式会社
第198回
テクノグローバル株式会社
お話を伺った方 代表取締役会長 髙田 弘之 様/代表取締役社長 池谷 健 様
会社の所在地 〒581-0055 大阪府八尾市跡部南の町 1-1-37
電話番号 TEL:072-993-7935 FAX:072-993-7936
URL https://techno-global.jp/
事業内容 金型製造・成形加工・組立加工・製品開発・試作品製作
次世代へ繋ぐ「スマート工場」への挑戦
~ 会長と社長とで二人三脚の経営を ~

製造業を取り巻く環境が激変する中、独自の技術力とベトナム拠点を武器に活躍されているテクノグローバルさんにお伺いし、1年半ほど前に事業承継された池谷社長と創業者の髙田会長のお二人からお話を伺いました。
池谷社長がテクノグローバルに入社されたのは、会社がまだ「ガレージのような場所」で、社員もわずか3〜4名だった3期目の頃でした。髙田会長の娘さんの配偶者という縁もあり、以来、福井工場の立ち上げやベトナム拠点の設立など、会社の拡大期を常に最前線で共にしてきました。
髙田会長は「65歳で引退する」と宣言されていましたが、1年前倒しする
形で2024年10月に池谷氏が社長に就任されました。就任から1年半以上が経過し、池谷社長は「社内の見る目が一段変わり、冗談が冗談として受け取られなくなるほどの責任の重さを感じている」と、その実感を語っておられました。一方、髙田会長は代表権を保持したまま会長として残り、主に補助金対応や、経理面の業務を担っておられて二人三脚の経営を続けておられます。
ベトナムの拠点を武器に

同社の現在を支える大きな柱が、設立から約12年を迎えるベトナム拠点です。現在は15名ほどの若いスタッフが中心となり、日本国内では難しい「量とスピード」をカバーしています。若者が多いベトナムならではですね。そして、髙田会長は「今やベトナムがなければ本社が成り立たないほど頼りにしている」とおっしゃっており、現地の技術レベルが日本と同等以上にまで向上していることを高く評価されています。
「100人企業」から「スマート工場」へ
池谷社長はかつて従業員100人規模の会社に、という目標を持っておられました。しかし時代の変化と共に考えが変わってきたとおっしゃいます。人手が集まりにくい現状やAI・ロボットの進化を考えると、少数の精鋭と機械、ソフトを組み合わせた『スマート工場』を目指すのがこれからの方向ではないかと。
人が介在すべきなのは、顧客との打ち合わせや製品の確認といった「人対人」の接点であり、製造そのものは自動化・効率化・外注化を進めていくファブレス志向を目指したいとおっしゃっています。
そしてまた、受託製造だけではなく自社商品の開発にも力を入れてこられました。デザイナーと共同開発した文字盤のない時計「アイコン」やティッシュボックス、さらには大学と連携した医療用安全器具や重金属検出装置など、その分野は多岐にわたります。
会長と社長との二人三脚で更に事業領域も広げて成長していかれることを願っております。
(米田)
