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Q-info 第123号 2018年3月発行 【What’s this?】

Whats's this?, コラム/Qinfo

テーマ:IPv6 

こんにちは、西田です! 今回はIPアドレスについて書きたいと思います。

実は私が担当しているお客様から、「IPv6ってどう?」と質問されたのですが、回答できるほど理解できてなかったので調べてみました。今回は学習発表会的なのりですが、ご一読いただければ幸いです。

「アイピーアドレス」という言葉は、どこかでお聞きになられたことがあるのではないかと思います。インターネットに接続するときに、自分の機器に割り振られるアドレス(住所)です。
ホームページをみるときに、見たいページの情報が自分の機器(機器のIPアドレス)に届くようにするためです。皆さんの会社でもインターネットに接続する際に契約されているプロバイダから、IPアドレス(グローバルアドレス)が一つ割り振られています。スマホも同様で直接インターネットとつながる機器にIPアドレスが割り当てられることになっています。

最近、身の回りのものがなんでもインターネットにつながるIoT(アイ・オー・ティ)の世の中が始まりつつあります。
たとえば、ねこちゃんの首輪にセンサーを付けて、水を飲んだらツイッターに自動で投稿できたり、独居老人がポットを使ったら家族の人のスマホに知らせが届いたりと、あらゆる機器がインターネットに接続される世の中が始まってきています。それらの機器のひとつ一つにIPアドレスが割り当てられることになりますのでIPアドレスをどんどん使っていき、現状主流の規格であるIPv4アドレスの上限43億個を使いきってしまう恐れが出てきました。

そこで登場したのがIPv6という新しい規格です。なんと、約340澗(かん)個(2の128乗個 = 約340兆×1兆×1兆個)も使えますので、「その辺の石ころにも個別に割り当てることができる」ぐらいあり余ることとなり、アドレスの枯渇問題は解消されます。

IPv6はゆっくりと普及が進んできており、2016年10月時点で日本国内でのアクセス割合は14%程度になっているそうです。
IPv6を利用するには、複数のレベルでIPv6対応がなされている必要があり、大きく分けるとプロバイダーによりIPv6接続が提供されていること、利用するインターネット上のサービスがIPv6接続に対応していること、ルーターなどのインターネット接続に利用する機器がIPv6に対応していること、そして通信するホストがIPv6接続に対応していること、などが必要となりますが、OSやアプリケーションなどのソフトウェアは、細かい差異こそあれ既にIPv6への対応を終えているものが多くあり、今後徐々に移行が進んで行くものと思われます。
ただし、ルーター装置の買い換えやソフトウェアの対応などの費用負担が発生するデメリットも否めません。

Q-info 第123号 2018年3月発行 【読者訪問】

コラム/Qinfo, 読者訪問

読者訪問 第98回

お伺いした会社  株式会社 インテリアホソイ
お話を伺った方  代表取締役 細井 和博 さん
会社の所在地   〒616-8135京都市右京区太秦小手角町20-70
連絡先など    TEL 075-881-2811 FAX 075-881-2815
事業内容     内装仕上業(工事設計施工、インテリアコーディネート、オーダーカーテン製作販売、出張方式カーテンクリーニング)
URL      www.inxhosoi.co.jp/

 今回はインテリアホソイの細井社長をお訪ねしました。
インテリアホソイさんはちょうど6年前、2012年2月号でご登場いただいているのですが、その後いろいろな経営改善等をなさってきているので、そのへんのお話もお聞きしたくてお邪魔しました。

前回私がお邪魔した2012年の夏頃からCI(コーポレートアイデンティティ)に取り組まれました。企業イメージを高めるためにプロのデザイナーにロゴマークなどをデザイン・選定してもらい、名刺や封筒に入れるなど次々に改革を進められました。

 フィッティングカーなるものを導入し、お客様のところにサンプルをお持ちして見ていただくことができるような取り組みもはじめました。

 2014年にはそれまでExcelで管理することによって多大な時間を要していたていた各種業務の効率を上げるために、弊社の販売管理システム『はんばいQ』を導入して下さいました。今までの業務の流れをあまり大きく変えないようにと、Excelとの連携もうまくいくようにいくつかのカスタマイズを施してご提供しました。

 一昨年8月には事務所、ショールームを大改装されました。それまでは個人経営時代の名残があるような事務所で、町家の面影がある階段を上がって2階が事務所、1階の商談コーナーも倉庫の横のようなところでした。
それを全面的に改装され、文字通りインテリア業に相応しいオフィスとなりました。お客様に来ていただいても恥ずかしくないようなショールームやオフィスにするというのは当たり前ですが、それ以上に求人対策もあるとおっしゃいます。社員が高齢化してきていることもあって、新卒あるいはそれに準ずる人材を確保したい。そのためには、昔ながらの個人の家のようなしつらえでは若い人が来てくれない。少しでも会社らしく働きやすいと感じてもらえるような職場作りも必要かと思い、思い切って改装したとおっしゃっていました。
その甲斐あってか、昨年7月には既卒の若者が入り、そして今年の4月からは新卒の若者が入ってくるということで、細井社長の思いは着実に成果を生み出しているようです。

 下請けの仕事のみならず現在では直販比率が4割程度まで増えてきたそうです。
単なるカーテン屋、インテリア施工業者ではなく、しっかりと顧客に提案しながら納得していただく仕事をしていきたい、数多くの現場を知っているからこそ顧客の立場に立った提案ができる、そのことが最大の強みだとおっしゃいます。
 カーテンの出張クリーニングというユニークなサービスも活かしながら、inxKYOTOと名付けたショールームを活用して、自分たちが自由に提案できる元請けの仕事を増やしていきたい。そして顧客に喜ばれ仕事にやりがいを感じられる、そんな内装工事業が若者からもあこがられる業界にしたいとおっしゃる細井社長の目は夢と希望に輝いていました。

その夢の実現に向けて一歩ずつ歩んでいっておられる同社を心から応援してまいりたいと思います。

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