Q-info209【”一丁噛”が行く!】EXPO 2025大阪・関西万博
第194回:EXPO 2025大阪・関西万博
いよいよ関西万博が開幕しました。
前回の万博から55年経っての開催です。
前回、1970年の万博の当時、私は大学生でした。
大阪で塾講師のアルバイトをしており、塾の小中学生の生徒を連れて見に行きました。
アメリカ館の“月の石”が目玉になっていて、アメリカ館に入場するには何時間も並ばなければなりませんでした。ですので、アメリカ館には入りませんでした。
日本館だったと思いますが、パソコンなどなかった当時、鉄ちゃんの私は鉄道のシミュレーションゲームを見てすごく感動したのを覚えています。ただ、生徒の引率に気を取られ、どれだけのパビリオンをまわってなにを見たのか、記憶は定かではありません。
また、携帯電話の試作品のようなものも出ており、野外でも電話が出来るようになる時代が来るんだと、未来に夢を馳せたものです。
今回の万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマ。
158カ国・地域が参加し、国内勢27館と、40余りの独自館を含む海外館がリング内外に並びます。
一方で今回の万博は“並ばない万博”を目指した万博でもあります。デジタル後進国の汚名を晴らすべく、会場やパビリオンに入るのは、スマートフォンなどを使った予約制の電子入場券にし、買い物はすべてキャッシュレスでということになりました。
ところが「わかりにくい」といった声が噴出し、結局、紙の入場券も売り出しました。そしていまや「予約なしでも楽しめます」と呼びかける始末となっています。
すでに行かれた方もおられるでしょうが、万博の入場券、皆さんは買っておられますか?
私は行きたいと思いつつも、なんか事前予約やとかなんとか、分かりにくい印象があってまだ買ってません。
ま、しかし、2回目の万博を体験できる機会でもあり、また未来への夢を馳せることができる時間でもあるので、期間中には行ってみたいと思ってます。
(一丁噛)
Q-info209【読者訪問】人見建設株式会社
第184回 人見建設株式会社
お話を伺った方 代表取締役 人見 毅 様
会社の所在地 〒604-0993 京都市中京区寺町夷川上ル久遠院前町686
電話番号 TEL 075-231-0713 FAX:075-231-3776
メールアドレス https://www.hitomi-k.co.jp/
事業内容 建設業(新築・増改築・設計・施工)、不動産業(売買・仲介・賃貸・管理)
業界のホワイト化を更に・・・・
~外からのイメージ刷新をめざして~

今回は人見建設(株)さんの人見社長をお訪ねしました。
同社では今般、社員教育の一環としてバトルクレイン研修会(1)を企画なさっており、 昔は3Kといわれた業界のホワイト化に積極的に取り組んでおられます。 そんな人見社長に熱い思いを語っていただきました。 (1)バトルクレイン研修会とはグループワーク体験型ビジネスゲーム『バトルクレイン』を用いた企業経営実践研修会です。
2025年3月号(第207号)のInformation Cornerでご紹介しています。(バトルクレインHPのURLはhttps://www.battle-crane.jp/です)
自分たちから襟を正して

現在の人見社長は4代目にあたられます。建具屋の見習い大工をなさっていたひいおじいさんが独立されて町家大工仕事をはじめられたのがはじまりです。
建設現場といえば「親方に怒鳴られる」「ガラが悪い」「きつい」といったマイナスイメージが強いようですが、一方で「社会貢献度が高い」「先輩の面倒見がよい」などのポジティブなイメージを持つ人もいます。
同社に来たインターンシップの学生から「意外とこの業界、ホワイトなんですね」と言われ、まだまだブラックなイメージが払拭できていないので頑張らなければならないと意を強くなさったそうです。自らが襟を正していくことにより、建築・不動産業界のホワイト化を進めていきたいとおっしゃっています。
人手不足が顕著な業界にあって、もっともっと若い人に業界のことを知ってもらいたいとおっしゃっていました。
社員大工の良さを武器に

同社では建て売りはしないそうです。建て売りは誰が住むか分からない。住む人の顔が見えるところで喜んでいただける仕事がしたいと。特に大工仕事にこだわり、木材を重点的に使った注文建築をなさっています。
大工を育てるのには手間暇がかかるが社員大工を養成し、お客さんから大工の指名が来るような仕事がしたいとおっしゃいます。大工がいない工務店が多い中、現在4名の正社員大工を擁し顧客満足を追求されています。
不動産管理をはじめ太陽光発電事業にも進出されて業容を拡大なさっている人見建設さんのますますのご発展を祈念しながら帰路につきました。
(米田)
Q-info209【IT雑情報】Notebook LMの紹介
チャットGPTを始めとするAIがいろいろなところで使われています。 皆さんの中には既に活用されている方も少なくないかと思いますが、そんな中で今回はGoogleが開発したAIを使ったノートアプリ Notebook LM をご紹介します。
ノートアプリとは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどで利用できる、デジタル形式のメモ取りツールです。従来の紙のノートと違い、文字だけでなく画像や音声、ファイルの添付も可能であることが特徴です。
そのノートアプリにAI機能を搭載し、従来のものとは一線を画す革新的なツールがNotebookLMです。
簡単に言うと、ユーザーがアップロードしたドキュメント(文章やPDF、音声データなど)をAIが読み込んで理解し、要約、説明、そして回答などを生成してくれる便利なツールです。
例えば、分厚い報告書の内容を、簡単に知りたい時に使えます。複数の資料から、必要な情報をまとめてレポートを作成する時に役立ちます。論文や記事を読み込んで、内容についてAIと議論することで、理解を深めることができます。
ポイントは、資料をアップロードするだけでAIが内容を把握してくれるので、自分で読む手間が省けます。
AIは質問に答える時に、根拠となる資料の箇所も示してくれるので、情報の信頼性を確認できます。
では、ちょっとやってみましょう。昨年と今年のIT導入補助金の公募要領を読み込ませて、変更、追加点をまとめてもらいます。
まず、2024年度の公募要領(46ページ)と2025年度の公募要領(45ページ)をアップします。
そして、チャット入力欄に入力すると、1分も経たないうちに
約1,000文字にまとめられ次のような回答が表示されました。

90ページあまりの2冊の公募要領を読み込んで変更点などをまとめようとすると半日くらいはかかりそうですが、アッという間にやってくれました。
最終的には、自分の目で確認する必要があるかも知れませんが、ポイントをまとめてくれるので大変効率が上がります。
使い方はいたって簡単です。 まず https://notebooklm.google.com/ にアクセスします。
すると①の画面が出てきますので、新規作成をクリックし、②の画面で要約などして欲しいデータをアップロードします。
そして、チャット画面の下段に、してもらいたいことを入力するだけです。 是非一度やってみて下さい。

【4/10(木)】IT導入補助金2025年度版 説明会を開催します
2025年度版のIT導入補助金の説明会を開催します。
くわしくはこちらから
Q-info208【PDF】2025年4月発行
Q-info208【Information Corner】業界初!はるだけシール(三登商事株式会社 様)
Q-info208【スタッフのつぶやき】手を動かすことで感じる達成感
【手を動かすことで感じる達成感】
先日、あるお客様から「PCの動作が遅くて困っている。Windows11への無償アップグレードは出来たのに、アップグレード後は特に遅く感じる」とのご相談を受けました。
ヒアリングすると、
1.とにかく、なにもかも動作がもっさりしている
2.普段、持ち歩いているノートPCとついつい速度を比較してしまう
3.あと、2年はなんとかストレスなく使いたい
※もう少し(遅いPCを)使用したい とのことでした。
実際のPCを拝見して、ヒアリング内容から以下をご提案しました。
・HDDからSSDへの換装
・メモリの増設(8GB → 16GB)
パーツ代と作業費用をご案内して、ご了承戴きました。
作業のプロセスとしては、
・お客様の所へ訪問して、現地での作業
※PCをお預かりすることはありません
・今、お使いのデータ内容をそのままHDDからSSDへWindowsOS からデータまで専用ツールでそっくり移行
・最終動作確認とお客様によるご確認 となります。
時間としては、データ量にもよりますが約3時間くらいです。
移行中は、お客様に立会って戴くのですが、他のお仕事をされたり弊社の作業をご覧戴いたり、PCの使い方についてご質問戴いたり・・じっとお待ち戴きます。
作業終了後、ご確認戴いた時に喜ばれるのは、
・そっくりそのままデータ移行するので、再インストールや 再設定などが一切無い
・PCの電源をONにしてからログイン画面になるまでの時間 が非常に短い(速い)
・ExcelやWord、メールソフトなどの起動が速い
・Google Chromeなどのブラウザも起動が素早い
・Windows Updateの更新などが気にならなくなる
などでしょうか。
システムに携わる仕事や技術を通じて人の役に立てる瞬間は、自分にとっても非常に嬉しい瞬間です。
私達の原点はここにあるんだと再確認させていただきました。
シスポート㈱ = システムをサポートする 会社です♪
PCの構成やPCご導入時のご契約内容によってはSSDへの移行が出来ない場合もありますが、ご相談ください!
専務取締役 岡 恭弘
Q-info208【”一丁噛”が行く!】新幹線連結外れ
第193回:新幹線連結外れ
先月に引き続き新幹線ネタが続いてしまいますが、3月6日、東北新幹線の「はやぶさ」と「こまち」が走行中に連結部分が外れたという事故が発生しました。昨年9月にも同様の事故が起きており、運輸安全委員会は2度のトラブルを踏まえ、重大事故につながりかねない「重大インシデント」と認定しました。
さてこの話、まずは東海道・山陽新幹線では見られない“連結”という話からしましょう。
新幹線はフル規格新幹線とミニ新幹線とに分類されます。
フル規格新幹線というのは、東海道新幹線や山陽新幹線、それに東北新幹線など、新たに新幹線として敷設された踏切のない高速鉄道の高規格の専用線です。
それに対して、山形新幹線と秋田新幹線はミニ新幹線と呼ばれ、在来線の線路幅を新幹線と同じ標準軌に広げてフル規格新幹線と直通運転が出来るようにしたものです。在来線を走るのですから車両の大きさは在来線と同じ、つまりフル規格新幹線の車両より小ぶりとなります。
逆にいえば、フル規格新幹線の車両はミニ新幹線には乗り入れられないということになります。
そこで東京から秋田まで直通運転しようとすれば、フル格新幹線の車両(はやぶさ)とミニ新幹線の車両(こまち)を連結して盛岡まで行き、盛岡で“こまち”を切り離して秋田まで行くという運用をしています。のぼりはその逆で、盛岡で青森から来た“はやぶさ”と秋田から来た“こまち”を連結して東京まで行くようになっています。
なので、東京から盛岡まではフル規格車両の“はやぶさ”とミニ規格車両の“こまち”がつながった状態で走っているのです。(山形新幹線も同じように福島までフル規格新幹線(やまびこ)とミニ新幹線(つばさ)を連結して走り、福島でそれらを切り離しています)
そんな運用の中で今回の事故が起こったのですが、どうやら走行中に電気的な異常が発生し、連結が外れたということのようです。そして、走行中に連結解除されないように当面は連結器を固定する金具を付けて走らせるとのことで、技術の粋を集めている新幹線で物理的に連結解除されないようにして走らせるという、なんともお粗末な対応となっています。
恐らくノイズ信号かなにかで誤動作したのではないかと思われますが、精密な電子機器がノイズなどで誤動作する危険性を示しているのではないでしょうか。
いろいろな電子機器に囲まれて生活している私たちも常にそんな危険にさらされているのでしょうね。
(一丁噛)
Q-info208【読者訪問】三登商事株式会社
第183回 三登商事株式会社
お話を伺った方 代表取締役 左成 勝男 様
会社の所在地 〒542-0081 大阪市中央区南船場1丁目16-20 ムラキビルディング
電話番号 TEL 06-6261-0198 FAX:06-6261-0443
メールアドレス info@san-t.co.jp
事業内容 転写シートの製造・販売
転写シートの革命を目指して
~熱転写から貼るシートへ~

今回は色・サイズ別の商品管理が出来る『あぱれるQ』を30年以上お使いいただいたいる三登商事さんにお話を伺いにお邪魔しました。
同社はスポーツ選手のユニフォームやカジュアルファッションのシャツなどにいろいろなマークやイラストなどをプリントするための転写シートの製造販売をなさっておられます。そんな転写シートにも技術革新の波が・・・・
転写シート一筋に
Tシャツなどに名前やロゴマークなどを貼り付けるために、シートを重ねて上からアイロンで押した、という経験をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。三登商事さんはその絵柄をシャツに写すための転写シートをずっと作ってこられている会社なのです。
しかしその業界にもいろいろな波が押し寄せてきています。
・DTPプリンターの普及で転写シートを自分で作れるようになった。
・少子化でスポーツアパレルの市場規模が小さくなってきた。
・コロナ禍で需要が激減した。
などなど・・・・。
このままでは先細り。なんとかしなければと、特殊ステッカーの開発に取り組まれました。そして生まれたのが『niHaReL』です。
貼るだけのシールで新市場開拓を

コロナの時にアイロンで転写しなくても貼れるシートを開発されました。簡単に貼るだけで良くて剥がれない。プラスチックや金属はもとより、衣服にも貼れて剥がれにくいシールができたことで、新たな市場が開拓できるようになったとおっしゃいます。
スポーツ用品メーカーやコピー機メーカーが乗ってきて、海外からの引き合いも出てきたとのこと。
従来のルートのみならず新しいルートも開け、これからの展開が楽しみだと語っておられました。
衣類をはじめ成形品や熱に弱い素材にも貼ることができ、伸縮性を持たせたタイプも揃えてこれからが楽しみになってきたとおっしゃいます。『niHaReL』でさらに飛躍されることを祈っております。
(米田)
Q-info208【IT雑情報】Windows 11 24H2の不具合について
Windows 11 24H2の不具合について
Microsoft社はWindowsの月例アップデートを基本的には毎月第2水曜日(日本時間)に実施していますが、それとは別に大型アップデートというものもあります。更新されると大きく機能が増えたりこれまでなかったアイコンが増えたりするのですが、いかんせんコンピューターなのでバグというものが付き物。
今回はシスポートにもお問い合わせがあった24H2が起因しているのであろうパソコンの不具合と解決方法を2点紹介します。
※あくまで参考の解決方法なので、まずはシスポートの担当者にお問い合わせください!
●プリンターが認識されない・印刷できない
→昨日まで普通に使えていたプリンターが突然一覧から無くなった、もしくは印刷指示を飛ばしても印刷できなくなった。
【参考解決方法】
「プリンターの状態を確認」
→設定のプリンター一覧画面からまずはプリンターの状態が
「オフライン」になっていないか確認してください。
「Print Spoolerサービスの再起動」
①Windowsキー + Rキーを押します
②「services.msc」と入力してEnterキーを押します。
③「Print Spooler」サービスを探し、右クリックして「再起動」を選択します。
※画像①

「ドライバーの再インストール」
→プリンターの製造元のWebサイトから最新のWindows 11用ドライバーをダウンロードし、インストールします。古いドライバーをアンインストールしてから、新しいドライバーをインストールします。
●共有フォルダにアクセスできなくなった
→NASなどのネットワークディスクで共有フォルダを管理している場合、アップデートを境にアクセスできなくなった。
(権限がない等のエラーメッセージが出る)
【参考解決方法】
お使いのOSがWindows11 Proの場合
(Homeの場合はお問い合わせください)
「ゲストログオンを有効にする」
①キーボードのWindowsキー+Rキーを押します。
②「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押します。
③以下の順でメニューを開いていきます。
「ローカルコンピューターポリシー」
→「コンピューターの構成」
→「管理用テンプレート」
→「ネットワーク」
→「Lanman ワークステーション」
④右側の一覧から「安全ではないゲストログオンを有効にする」を探しダブルクリック。
⑤有効にチェックを入れてOKをクリック。 ※画像②

他にもいくつか不具合が発生しているそうですが月例アップデートや緊急アップデートなどで対応もされて行く可能性があります。
もしアップデートするべきか迷ったときは一度ネットで評判を見てからのほうがいいかもしれません。
もちろんシスポートまでお問い合わせいただければ事例など併せてご案内させていただきますのでお気軽にご連絡ください!