Q-info 第159号 2021年3月発行 【読者訪問】
お伺いした会社 株式会社ナルトシザー
お話を伺った方 代表取締役 長谷川 敏雄 様
会社の所在地 〒665-0821 兵庫県宝塚市安倉北2-19-23
連絡先など TEL:0797-81-1263 FAX:0797-86-2850
ホームページ https://www.narutoscissors.co.jp/
事業内容 理美容ハサミの製造・卸売業
今回は理美容業界で理容師さんや美容師さんが一人前になったら買いたい,使いたいというあこがれのハサミを製造なさっているナルトシザーさんの、この度竣工したばかりの新社屋に長谷川社長をお訪ねしました。
そして、真新しい商談室でいっぱいの胡蝶蘭に囲まれてお話を伺いました。
プロ用のハサミは数万円から10万円程度だそうですが、ナルトシザーさんのハサミはなんと20万円前後から30万円もするものまであるということで、まさにハサミ界のベンツとも言われているそうです。
職人が使うものだからこだわりもある。だから顧客の手の形に合わせたり、好みの切れ味に合わせたりしてカスタマイズして提供されているそうです。
ナルトシザーさんは1963年の創業で現社長は3代目にあたられます。
創業社長はもともと徳島県鳴門市のご出身で関西で理髪店をなさっていました。
床屋さんでは毎晩ハサミを研ぐのが日課になっていたそうで、研がなくてもいいハサミが欲しくて創業なさったのだそうです。刃の摩耗を少なくして研がなくてもいい“21世紀の不思議なハサミ”を開発して売り出しました。プロ用ハサミが数千円から1~2万円だったという当時、5~10万円もする高価なハサミでしたが爆発的に売れました。床屋さんがローンを組んでまで買って行ったそうです。今でもまだ当時のハサミをメンテナンスすることもあるそうで、やはりいいものは長持ちするのですね。
長谷川社長は3代目の社長にあたられます。1994年(平成6年)11月に同社に入社されました。
それまでアメリカで商社員として働いておられたそうですが、奥様の仕事の関係もあって帰国し、同社の東京営業所に入社されました。トップセールスマンとして活躍され、東京支店長から統括部長、そして社長と階段を駆け上がられました。社長になられてからリーマンショックなどいろいろ厳しいときも経験されましたが、7~8年前に兵庫県中小企業家同友会に入会され、経営手腕を磨くとともにいろいろなことが実ってきて、いい商品も次々と出すことが出来ました。そして『がっちりマンデー』をはじめいろいろなテレビで紹介されたりもして、業界人のあこがれのハサミとしてその地位をしっかりと築いてこられました。
2年ほど前、同社が販売管理システムの導入を検討されていたとき、ある業者からとった見積があまりにも高いので顧問税理士さんが他社の見積もりも取りましょうと提案され、その税理士さんの知り合い経由で当社に声が掛かりシステムのご提案をさせていただきました。その結果、当社をご採用いただき現在に至っております。
昨年、UTM(FortiGate)を導入させていただき、外からiPadでシステムに接続できるようになるなど、更に便利にお使いいただいております。
「ハサミはキッチンばさみをはじめ医療用などいろいろあるが、理美容のものに今後も特化していく。そして世界中に市場はあるのでインターナショナルに展開し、職人さんでもしっかりといい給料を取ってもらって、お子さんが『お父さんがあの会社で働いている』と自慢できるような会社にしたい」とおっしゃいます。
3月には新社屋の1階に“ナルトミュージアム”なるものを作り、理美容ハサミに特化してやってきた歴史を地元の方々にも見てもらえるようにされるのだそうです。「一般の人たちは、当社のお客さんのお客さんだから大切にしたい」とおっしゃいます。
50%近くの自己資本比率を誇る優良企業として、そして世界に日本人の技術を伝える企業として、これからもますますのご発展を祈念いたしております。
(米田)
Q-info 第159号 2021年3月発行 【“一丁噛”が行く!】
第148回:2020年度IT導入補助金成果報告
1月27日、今年度のIT補助金の最後の交付決定がなされ本年度のIT導入補助金事業は終了しました。
今年はコロナ対策などの観点も踏まえ、昨年度末に急遽、臨時公募がなされたり、コロナ対応策として、サプライチェーンの毀損への対応、非対面型ビジネスモデルへの転換、テレワーク環境の整備等に取り組む事業者によるIT導入等を優先的に支援するための特別枠(C類型:補助率2/3~3/4)が設けられたりしましました。
また、例年のような数ヶ月間にわたる1次~3次程度までの公募期間と異なり、ほぼ毎月程度で締め切って、第10次まで小刻みな公募が行われ、一度不採択になっても再度、次の締切でリベンジできたりしました。
弊社においては、臨時公募から第10次締切分まで、全17社、延べ24回の申請をお手伝いしました。
その結果、申請社数17社中、12社が交付決定され、会社ベースでの採択率は70.6%という結果を得ました。
交付決定された12社中9社が補助率3/4のコロナ特別枠(テレワーク対応)での採択で、一般枠(補助率1/2)は3社でした。
また、1社あたりの平均の補助対象額(システム価格)は233万円、補助金の額は177万円でした。
来年度(2021年4月以降)もIT導入補助金の公募はありますので、販売管理や生産管理などのシステムの導入をお考えの際には是非ともIT導入補助金の活用をご検討下さい。
Q-info 第158号 2021年2月発行 【PDF】
Q-info 第158号 2021年2月発行 【スタッフのつぶやき】
皆さん、こんにちは♪ 2月は岡がつぶやきます(^^)
※ちなみにこのつぶやきを書いている日は、12/29(火)。コロナが2月にどうなっているのか・・ 少し不安です・・
2月にちなんだお話を1つ♪
皆さんは「二月礼者(にがつれいじゃ)」という言葉を聞かれたことはありますか?
いろいろ調べてみますと、「正月にわけがあって(お芝居や料理屋関係の人など)年始まわりができなかった人が2月朔日に
回礼をする風習」のことを言うそうです。
『大辞林』 仕事の関係などで正月に年始回りができなかったために、二月一日に年賀に回る人。また、その風習。
『日本国語大辞典』 二月礼に回る人。 「鶯や二月礼者に疎からず」
俳句の季語(初春)にもなっているとか。私も全く知りませんでした!
2020年~2021年の年末年始は流行り病(コロナ感染拡大)の影響で皆さんへのご挨拶もあまり出来ず、すいません・・^^;
※初詣は地元の神社に行こうと思いますが、基本的には巣ごもり正月かなあ・・
2月朔日以降、落ち着きを取り戻して皆さんに改めて「二月礼者」として? ご挨拶に伺いたいと考えております!
どうぞ皆様も今は、兎にも角にもご自愛下さいね。
(営業部 岡 恭弘)
Q-info158【Excelワンポイントテクニック】Excelで簡単にグラフを作成するショートカット『Alt+F1』
皆さん、Excelで作業をしているときにショートカット機能を使っています
よね?
じつは、“Alt+F1”を押すと、資料にあると「おっ!出来る人?」となる
アレ(!)が一瞬で作成出来るんですよ~♪
ご存知の方もおられると思いますが、改めてExcelの便利機能の1つを
お伝えします!
◆“Alt+F1”でグラフを一瞬で作成!◆
“Alt+F1”ショートカットの機能は、データが入力されているセルを選択することでなんと!
簡単にグラフが作成出来てしまいます。
資料作成をする際にデータの表だけではなく、グラフも載せたら見栄えも良いし伝わりやすいかも!って思うことありますよね?
そんなときに、“Alt+F1”ショートカットを使うことで効率よくグラフを作成できるので、ぜひ活用してみてください。
もちろん、作成したグラフは後からでもデザイン変更出来ますよ。
資料作成の際、思い出してください!


Q-info 第158号 2021年2月発行 【読者訪問】
お伺いした会社 有限会社 章美プリント
お話を伺った方 代表取締役 福野 慎吾 様
会社の所在地 〒601-8441 京都市南区西九条南田町41
連絡先など TEL:075-691-1624 FAX:075-661-0292
ホームページ http://www.syobiprint.co.jp/
事業内容 印刷業
今回は弊社の封筒印刷などをお願いしている章美プリントさんに福野社長を訪ねしました。
同社はいわゆる印刷屋さんで名刺、封筒、伝票、冊子などの印刷、製本等を手掛けておられます。
昔は学校関係を中心に印刷需要に応えておられたそうで、修学旅行の生徒用の冊子とか報告書などの冊子ものなどを得意とされていました。
現在も小ロットの冊子、特にA5版の冊子は得意だそうですが、そういったものを積極的に手掛けておられるのだそうです。
ちょうどお伺いしたとき、新しいオンデマンド印刷機が納入されたところで、メーカーの人がセッティング作業などをされていました。
オンデマンド印刷機は4代目だそうで、新機種になるほど今までできなかったことができるようになってきたとのこと。印刷できる紙などの種類もかなり増え、蛍光色での印刷などもできるようになってきたそうです。オンデマンド印刷のメリットは小ロット印刷やナンバリングができることなどですが、そのメリットを活かした印刷も積極的に手掛けていきたいとおっしゃっていました。
最近はネットでの印刷通販が盛んで価格破壊されてきており、印刷業界はかなり厳しいのではないですかとお尋ねしたら、『たしかに、チラシなどの印刷はかなり低価格で出来るので、印刷業者が印刷通販に外注しているようなケースも見受けられるようになってきましたが、うちでは印刷通販では出来ないジャンルのものを手掛けるようにしています。そしてまた、印刷だけではなく、その前後、すなわちレイアウトやデザインなどの製作から、印刷後の封入や製本、宛名印字などをお引き受けすることで差別化を図っています』とのことでした。
ワンストップで出来るという強みを活かしていきたいとおっしゃってました。
印刷業界の将来や同社のビジョンなどをお聞きしたら、紙の需要は減ってきているし、ひょっとしたら名刺などというものもなくなるかも知れない。印刷市場は7割減少するともいわれている。しかしながら、紙の印刷物が全くなくなるわけではないので、特殊なものなどに焦点を当てながらオンデマンドのメリットを活かして、印刷のみならず前後の工程を含んで付加価値を付けた営業活動をしていきたい、とおっしゃっていました。
そして、『こんなん出来ないかと、とにかく相談して』とおっしゃっています。
印刷の歴史を将来、子供達に伝えていきたいということもおっしゃっており、そのためにもこれからも頑張って多様なニーズに応えられる印刷屋さんとして頑張っていただきたいと願っております。
(米田)
Q-info 第158号 2021年2月発行 【“一丁噛”が行く!】
第147回:携帯電話値下げ競争
携帯電話の大手3社がdocomoの新プラン「ahamo」を皮切りに次々と値下げを表明しました。若干の変遷はあったものの、
結局Softbankもauも20GBで2,980円の横並びとなりました。
そして各社とも3月からネット申込でサービスを開始するということで待ち遠しいですね。
そして少し興味を持ってみているのがいわゆる格安スマホと呼ばれるものがどうなるかです。大手3社の大胆な値下げに対抗
して、更に低価格で提供することになるのでしょうか。ますます、価格競争が激化していきそうな様相です。
ま、利用者にとっては有り難い限りで、今や必携グッズであるスマホの利便性が高まることを素直に喜びたいと思います。
Q-info 第158号 2021年2月発行 【TOPICS】
京都ビジネス交流フェア2021に出展します
今年も公益財団法人京都産業21が主催する「京都ビジネス交流フェア2021」に出展いたします。

Q-info 第157号 2021年1月発行 【PDF】
Q-info 第157号 2021年1月発行 【ご挨拶】
皆様、明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になり有り難うございました。
どうか本年もよろしくご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
さて、昨年は新型コロナウイルスに翻弄された1年でした。まだ収束したわけではないので、今年もいろいろと影響を受けながら過ごすことになるかと思います。まさに、withコロナ、Afterコロナを考える1年になりそうです。
自然の成り行きですから仕方がないと言えばそれまでですが、そんな災厄に負けないように、お互いに頑張り、年末には今年も無事に過ごせたと言えるようにしたいものです。
