Q-info 第123号 2018年3月発行 【スタッフのつぶやき】
いつもご愛読ありがとうございます。開発部の真鍋でございます。
モノの価値っておもしろいな、と思うのですが、例えば、イビツな形の段ボール箱があるとします。ほとんどの人にとっては、ただのリサイクル可能なゴミです。しかし、その箱にピッタリ収まる物をどうしても今日中に発送しないといけない人にとっては、とても価値があります。
ソフトウェアもよく似たことが言えます。使わないソフトウェアは単にハードディスクとデスクトップを狭くするだけのゴミですが、必要な人にとっては、労力と時間を大幅に削減できるツールになるのです。
開発部 真鍋 智貴
Q-info 第123号 2018年3月発行 【一丁噛】
平昌オリンピックが終わりました。皆さん、たくさんご覧になりましたか?いろいろすばらしいシーンがありましたが、いつ見てもオリンピックというのは感動的でいいものだと思います。
なかでも2月17日に行われた男子フィギュアのフリーで羽生結弦選手が金メダルに、宇野昌磨選手が銀メダルに輝いたシーンは多くの方がご覧になり、感動されたと思います。
私はちょうどその日、大阪に出掛けており、その羽生選手らの演技の時はグランフロントで開催されていた鉄道模型フェスタの会場におりました。趣味の鉄道模型もさることながら、羽生選手らの動向が気になり、スマホで速報をやっていないかといじり回していたら、NHKがライブ映像を流していました。思わず会場の片隅にたたずんでスマホを見入ってしまいました。
感動がひとしきり落ち着いたときに、ふと思いました。
韓国で行われている競技を、外出先のスマホで目の当たりに見ることができるというのはインターネットの時代とは言えITのすばらしい進歩だなと。一昔前には想像すらできなかったことがいとも簡単にできてしまう。そんな世の中になったんだと再認識しました。
そして、鉄道模型フェスタ会場に足を踏み入れてみると、走っている鉄道模型の先頭車両に埋め込んだカメラの映像をスマホで見ながら運転操作ができるものや、スマホそのもので運転できるアプリなどの紹介もされていて、ここでもIoTなどIT技術の進歩が趣味の世界にも入り込んできている状況を見て、我々がやっている業務アプリの世界でももっと便利な使い方ができないかと考えてみる必要性を感じました。
Q-info 第123号 2018年3月発行 【What’s this?】
テーマ:IPv6
こんにちは、西田です! 今回はIPアドレスについて書きたいと思います。
実は私が担当しているお客様から、「IPv6ってどう?」と質問されたのですが、回答できるほど理解できてなかったので調べてみました。今回は学習発表会的なのりですが、ご一読いただければ幸いです。
「アイピーアドレス」という言葉は、どこかでお聞きになられたことがあるのではないかと思います。インターネットに接続するときに、自分の機器に割り振られるアドレス(住所)です。
ホームページをみるときに、見たいページの情報が自分の機器(機器のIPアドレス)に届くようにするためです。皆さんの会社でもインターネットに接続する際に契約されているプロバイダから、IPアドレス(グローバルアドレス)が一つ割り振られています。スマホも同様で直接インターネットとつながる機器にIPアドレスが割り当てられることになっています。
最近、身の回りのものがなんでもインターネットにつながるIoT(アイ・オー・ティ)の世の中が始まりつつあります。
たとえば、ねこちゃんの首輪にセンサーを付けて、水を飲んだらツイッターに自動で投稿できたり、独居老人がポットを使ったら家族の人のスマホに知らせが届いたりと、あらゆる機器がインターネットに接続される世の中が始まってきています。それらの機器のひとつ一つにIPアドレスが割り当てられることになりますのでIPアドレスをどんどん使っていき、現状主流の規格であるIPv4アドレスの上限43億個を使いきってしまう恐れが出てきました。
そこで登場したのがIPv6という新しい規格です。なんと、約340澗(かん)個(2の128乗個 = 約340兆×1兆×1兆個)も使えますので、「その辺の石ころにも個別に割り当てることができる」ぐらいあり余ることとなり、アドレスの枯渇問題は解消されます。
IPv6はゆっくりと普及が進んできており、2016年10月時点で日本国内でのアクセス割合は14%程度になっているそうです。
IPv6を利用するには、複数のレベルでIPv6対応がなされている必要があり、大きく分けるとプロバイダーによりIPv6接続が提供されていること、利用するインターネット上のサービスがIPv6接続に対応していること、ルーターなどのインターネット接続に利用する機器がIPv6に対応していること、そして通信するホストがIPv6接続に対応していること、などが必要となりますが、OSやアプリケーションなどのソフトウェアは、細かい差異こそあれ既にIPv6への対応を終えているものが多くあり、今後徐々に移行が進んで行くものと思われます。
ただし、ルーター装置の買い換えやソフトウェアの対応などの費用負担が発生するデメリットも否めません。
Q-info 第123号 2018年3月発行 【読者訪問】
読者訪問 第98回
お伺いした会社 株式会社 インテリアホソイ
お話を伺った方 代表取締役 細井 和博 さん
会社の所在地 〒616-8135京都市右京区太秦小手角町20-70
連絡先など TEL 075-881-2811 FAX 075-881-2815
事業内容 内装仕上業(工事設計施工、インテリアコーディネート、オーダーカーテン製作販売、出張方式カーテンクリーニング)
URL www.inxhosoi.co.jp/
今回はインテリアホソイの細井社長をお訪ねしました。
インテリアホソイさんはちょうど6年前、2012年2月号でご登場いただいているのですが、その後いろいろな経営改善等をなさってきているので、そのへんのお話もお聞きしたくてお邪魔しました。
前回私がお邪魔した2012年の夏頃からCI(コーポレートアイデンティティ)に取り組まれました。企業イメージを高めるためにプロのデザイナーにロゴマークなどをデザイン・選定してもらい、名刺や封筒に入れるなど次々に改革を進められました。
フィッティングカーなるものを導入し、お客様のところにサンプルをお持ちして見ていただくことができるような取り組みもはじめました。
2014年にはそれまでExcelで管理することによって多大な時間を要していたていた各種業務の効率を上げるために、弊社の販売管理システム『はんばいQ』を導入して下さいました。今までの業務の流れをあまり大きく変えないようにと、Excelとの連携もうまくいくようにいくつかのカスタマイズを施してご提供しました。
一昨年8月には事務所、ショールームを大改装されました。それまでは個人経営時代の名残があるような事務所で、町家の面影がある階段を上がって2階が事務所、1階の商談コーナーも倉庫の横のようなところでした。
それを全面的に改装され、文字通りインテリア業に相応しいオフィスとなりました。お客様に来ていただいても恥ずかしくないようなショールームやオフィスにするというのは当たり前ですが、それ以上に求人対策もあるとおっしゃいます。社員が高齢化してきていることもあって、新卒あるいはそれに準ずる人材を確保したい。そのためには、昔ながらの個人の家のようなしつらえでは若い人が来てくれない。少しでも会社らしく働きやすいと感じてもらえるような職場作りも必要かと思い、思い切って改装したとおっしゃっていました。
その甲斐あってか、昨年7月には既卒の若者が入り、そして今年の4月からは新卒の若者が入ってくるということで、細井社長の思いは着実に成果を生み出しているようです。
下請けの仕事のみならず現在では直販比率が4割程度まで増えてきたそうです。
単なるカーテン屋、インテリア施工業者ではなく、しっかりと顧客に提案しながら納得していただく仕事をしていきたい、数多くの現場を知っているからこそ顧客の立場に立った提案ができる、そのことが最大の強みだとおっしゃいます。
カーテンの出張クリーニングというユニークなサービスも活かしながら、inxKYOTOと名付けたショールームを活用して、自分たちが自由に提案できる元請けの仕事を増やしていきたい。そして顧客に喜ばれ仕事にやりがいを感じられる、そんな内装工事業が若者からもあこがられる業界にしたいとおっしゃる細井社長の目は夢と希望に輝いていました。
その夢の実現に向けて一歩ずつ歩んでいっておられる同社を心から応援してまいりたいと思います。
Q-info 第122号 2018年2月発行 【スタッフのつぶやき】
まだまだ寒い2月・・旧暦だと「如月(きさらぎ)」なんて呼びます。さて、ここで問題です♪ なんで2月を如月というのでしょうか??ご存知ですか?諸説あるみたいなのですが、どうやら・・
寒さで着物を更に重ねて着ることから、「着更着(きさらぎ)」とする説が最も有力みたいです!その他は、気候が陽気になる季節だから、「気更来(きさらぎ)」「息更来(きさらぎ)」とする説。草木が生えはじめる月で、「生更木(きさらぎ)」とする説などなどけっこういろいろあるみたいです。私としては、気候が陽気になる(なってほしい!)「気更来(きさらぎ)」が素敵やなと思います(^^) 早く春が来ないかな~旧暦だと「閏月(うるうづき)」なんてありますよね。
我が社は2月決算なのですが、閏2月があればもう1ヶ月決算がずれてなんとか目標を達成できるかも!?いえいえ、早く新しい期に変わって心機一転頑張った方が良い? 今月も頑張りま~す!!
営業部 岡 恭弘
Q-info 第122号 2018年2月発行 【一丁噛】
“一丁噛”が行く! 第114回:データ容量
この原稿を書いているときに突然ディスク容量が足りませんという警告メッセージが出てきました。
調べてみると約100GBあるSSD(半導体素子を使ったドライブ装置でハードディスクの代替装置としてノートパソコンに使われている)の残り容量が1GBを切っています。一昔前は何MBと言っていたものがいまやGB単位になっており、更に外付けハードディスクなどはTB単位になっています。
(ちなみに、1024B(バイト)=1KB(キロバイト),1024KB=1MB(メガバイト),1024MB=1GB(ギガバイト),1024GB=1TB(テラバイト))
あれよあれよと言っている間に取り扱う記憶容量がどんどん大きくなってきています。3.5インチのフロッピーディスクが1.44MBだった頃から思うと、自分のパソコンの中にそんなに大きな容量のデータが入っているとは信じがたい思いです。いったいなにがそんな容量を食っているのか。知らず知らずのうちに写真やいろいろなドキュメントが溜まっていってそうなっているようです。このQ-infoの原稿データも10MBを超えることが良くありますから仕方がないですね。
先日もある取引先にメールで2MBほどの添付ファイルを送ってもいいものかどうかを逡巡していたら、今どき写真1枚でも2MBくらい取るし、数枚の写真をメールで送ることも珍しくない昨今、2MBのデータくらい気にせずに送ったらいいと言われました。 昔の感覚をいつまでも持っているのは、やはり歳なのかなぁと思ってしまいました(^^;
(一丁噛)
Q-info 第122号 2018年2月発行 【ネコの穴】
テーマ:和暦か西暦か? 算出方法…
平成30年がスタートしました♪
しかしながら、皆さんもよくご存知のとおり2019年(平成31年)4月30日に今上天皇退位により終了することが正式に決まっています。 ※「今上天皇」とは、「現在在位している天皇」の意味ですよ。
お役所の書類にしても、システムにしても西暦を使用出来るシーンが増えましたよね。私達の『 はんばいQ』も基本的には西暦です。
元号を採用しているシステムは大変です・・何故か?元号が決まってからでないとプログラムを改修出来ないからです・・^^; ※前回のご挨拶で米田も触れていました。
さて、ここで問題です! 2006年は平成何年でしょうか?
最近は、スマホに変換できるアプリも登場していますがもっと簡単な方法があります。西暦から「88」を引き算しましょう!答えの下2桁が平成になります♪ (西暦)2006-88=1918 → 平成18年ね? 簡単ですよね♪
この計算方法は、昭和世代の我々にはお馴染みのはず!昭和だと、西暦から「25」を引き算します。答えの下2桁昭和になります。例えば、1973年は、昭和48年になります。(西暦)1973-25= →1948 → 昭和48年 ・・・・因みに私の生まれた年で~す(^^)
歴史好き♪だと、1900年=明治33年を覚えてたりしてると便利かも?
システムも簡単に西暦と元号を変換できると良いのですが、なかなかそうもいきません。暫く、消費税の軽減税率とともに頭を悩ませる課題の1つになりそうです。
(壱Q)
Q-info 第122号 2018年2月発行 【topics】
2018年2月15日(木)〜16日(金)に京都パルスプラザで開催される
京都ビジネス交流フェア2018に出店します。
ご来場いただき、是非ともシスポートブースにお立ち寄りください。
Q-info 第122号 2018年2月発行 【読者訪問】
読者訪問 第97回
お伺いした会社 株式会社カスタネット
お話を伺った方 代表取締役 植木 力 さん
会社の所在地 〒601-8037京都市南区東九条西河辺町33
連絡先など TEL 075-681-9100 FAX 075-693-4625
事業内容 オフィス家具、文具、消耗品、防災用品等の販売
URL http://www.castanet.co.jp
今回は社会貢献型企業として知る人ぞ知るカスタネットさんにお邪魔し植木社長にお話を伺いました。
植木社長は2001年2月、大日本スクリーン製造㈱(現㈱SCREENホールディングス)の社内ベンチャー第1号として創業されました。
実は植木社長に続く第2号はなかったそうで、ご自身も第2号だったらやらなかったとおっしゃっていました。そしてまた、社内ベンチャーとはいうものの、いわゆる退職型だったので、会社を退職して文字通りあとがない状態の中での創業でした。
創業当時はアスクルなどが世の中に出てきて、事務機文具業界に大変厳しい風が吹きかけていた頃です。そんな時になぜ文具業界を選んだのかとお聞きしたら、大日本スクリーンを頂点に取引先などを含めて大きなピラミッドがあるので、どこでも使う文具なら事業になると思ったと。
ところがそんな考えが甘かったことがすぐに露呈し、初年度、次年度と続いて毎年3,000万円に及ぶ赤字を計上。気がつけば6,000万円もの赤字を抱えた会社になっていました。スクリーンの社内ベンチャーといえども資本支援だけで資金繰りは自分でやらなければならず、大変苦しい日々が続いたと回顧されていました。
創業して間もない頃にある異業種交流会で出会った人から「カンボジアで学校を作ったけれども文房具がない」と聞き、「それじゃ私が贈りましょう」と約束をしたことを2年目からなんとか実現しようとしたところ、創業まもない赤字企業がボランティアとか社会貢献とかをやるということが話題になりマスコミにも大きく取り上げられました。
『使っていない文房具をカンボジアに贈りたいので送って下さい』ということではじめたボランティア活動が話題になり、「同じ買うなら少々高くても社会貢献のお手伝いができるところから買いたい」とカスタネットファンが増えてきました。
そして3年目から黒字転換。ネット通販が盛んな文房具業界にあって、社会貢献というキーワードで業績を伸ばしてこられた同社は、文房具のみならずクッキーや防災グッズの販売に取り組まれます。特に防災グッズは東日本大震災後、年月が経つに従って薄れていく防災意識を喚起する意味でも力を入れておられる商品の一つです。代表的なものとしてマルチポンチョがあります。東北大学の堀切川先生との出会いから生まれたオリジナルなこの商品は、屋外でのトイレや着替えの目隠しとして重宝されています。まさに災害の経験から生まれたグッズと言えます。
また最近発売をはじめた“持ってけBOX”は非常用持ち出し箱としてA4サイズでオフィスの事務机に収納できます。広島の平和記念公園に贈られる折り鶴は年間10tにもなるそうですが、その折り鶴を福祉施設で糸や金銀紙を外し再生紙として加工して使っています。BOXに付属している掛け紐のひも通しも京都の授産施設でやってもらっているそうです。
創業期からはじめている障がい者スポーツ(全国車いす駅伝競走大会、障害者シンクロナイズドスイミング・フェスティバル)への協賛は年を追う毎にその額も増えてきており、他の障がい者スポーツへの協賛も積極的に行ってきておられます。
また、カンボジアに文房具を送る送料の足しにするためにはじめたトナーの回収が、いまやトナーカートリッジの売上の1%をカンボジアの子供達の支援に使うという形となって続いています。
実はシスポートでもプリンターのトナーを同社から購入しており、同社の足元にも及びませんが少しだけでも社会貢献しているという気持ちになっています。
“企業の営利活動と社会貢献活動は車の両輪のようなものである”という信念のもと、CSR(企業の社会的責任)の推進と企業の発展を目指しておられる同社をこれからも応援していきたいと思います。
(米田)
Q-info 第122号 2018年2月発行 【PDF】
製造業向けにアレンジを加えた「はんばいQ-S」、将来の本格的な生産管理実現を目指して、まずは請求・入金管理はもちろん受注管理や作業指示書、発注管理といった喫緊の課題から解決しましょう。
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