Q-info 第181号 2023年1月発行 【PDF】
Q-info 第181号 2023年1月発行 【ごあいさつ】

明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり有り難うございました。
どうか本年もよろしくご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
皆様、今年のお正月は如何お過ごしになりましたか?
コロナ禍とはいえ昨年とは少し違った新年を迎えられたのではないでしょうか。
まだまだ終息の見通しは立たないようですが、いろいろな制約が徐々に緩和されてきており、経済活動ももとに戻りつつあるように思います。
今年こそ怯えることなく過ごせる一年でありますことを願っております。
どうか本年もご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役 米田 明
Q-info181【Excelワンポイントテクニック】ExcelでのEnter押下時のカーソル移動方向を変更!
【ExcelのEnter押下時のカーソル移動方向】
Excelで作業している際、下ではなく右に右に入力していきたい場面はありませんか?
『Tab』で右に移動させることも可能ですが、どうしても癖で『Enter』を押しちゃって
「あぁ…下行った…」
となること、個人的にはたまにあります。癖って怖いですね。
そんな時に使うのが今回ご紹介する方法です。

Excelを開き → ①「ファイル」 → ②下部の「オプション」(図1) をクリックします。
「オプション」が出てこないときは「その他」をクリックして右に出てくるタグから「オプション」を選んでください。
開いたオプションメニューの中から③「詳細設定」(図2) をクリックし、 ④「編集オプション」(図3)の中から
「Enterキーを押したらセルを移動する」の方向を押すと、Enterで送る方向を上下左右から選べるようになります。

ひたすら右に入力していく作業の際、これで設定しておけば癖で下に移動することもなく、ダーッ!と入力することが出来ます。ぜひお試しあれ!
(シロ)
Q-info 第181号 2023年1月発行 【読者訪問】
読者訪問 第156回
お伺いした会社 株式会社ゑり善
お話を伺った方 代表取締役社長 亀井 彬 様
会社の所在地 〒600-8002
京都市下京区四条河原町御旅町49
電話番号 TEL 075-221-1618
事業内容 呉服専門店

400年あまりの歴史を誇る京都の老舗呉服店『ゑり善』さんの亀井社長をお訪ねしました。颯爽と登場された亀井社長はシックな着物姿で、さすが京都を代表する老舗呉服店の社長だと感服いたしました。
冒頭、亀井社長に何代目ですかとお聞きしたら、明確にはお応えできないとおっしゃいました。
屋号は半襟の「ゑり」と創業者の山崎善助の「善」に由来しています。明治時代に山崎家から亀井家が事業を引き継ぎ、以来5代に渡って商いを続けていますが、幾度も起きた天災などで残念ながら当時の様子が書かれた資料は少ないようです。
着物に対する価値観の変化や、担い手の高齢化による生産量の減少など、業界の規模が縮小し、厳しい状況の和装業界にあって、「ほんまもん」の魅力を発信していくことにこだわっておられます。
特に対面販売へのこだわりは強く、専門店として、呉服に特化した販売員がこれだけ揃っている店は全国的にも少ないだろうとおっしゃっていました。直接お客様とお会いしてお着物を囲んでお話をするからこそ、いろいろな活きた情報があつまり、お客様のお好みや志向を知ることができる。
そしてその貴重な情報をお客様や業界に還元できると。
『娘の結婚式が○○ホテルの○○の間であります』と聞けば、
「あそこの間でしたら絨毯は○色、シャンデリアは○○風。ナニナニは・・・・・・。でしたらこの色でこの柄がお似合いになります」
というようなお客様のお好みに加えて、シチュエーションに合わせた提案ができる、そんな想像力豊かで、お客様に寄り添った店になりたいとおっしゃっていました。

たけびし(株)さんからのご紹介で昨年『ごふくQ』を導入させていただきました。
東京と名古屋、それに京都四条河原町の本店をVPNで結びお使いいただいております。現在は本稼働し、重宝してお使いいただいております。そしてシスポートのサポートを「粘り強く私たちの想いに寄り添ってくれる」とお褒めの言葉もいただきました。
導入に際しては何社かのシステムを検討されたようですが、いろいろと機能がありすぎて複雑なシステムより、『ごふくQ』のシンプルに整理された機能の方が馴染みやすく、使いやすいということでお決めいただきました。
韓国のテレビディレクターが日本の町の中で民族衣装である着物を着て歩いている人の多さに驚いていたそうです。
韓国では民族衣装のチマチョゴリを着て歩いている人はほとんど見かけないとのこと。この素晴らしい民族衣装である“きもの”をこれからももっともっと大切にして、お客様に寄り添って日本文化の発展と継承に邁進されることを祈念いたしております。
(米田)
Q-info 第181号 2023年1月発行 【“一丁噛”が行く!】
第167回:Q-info創刊15周年
このQ-infoは2008年1月にITに関する情報やトピックスをお届けすることを目的に創刊し、昨年12月でちょうどまる15年を迎え、今年から16年目に入りました。
この「“一丁噛”が行く!」というコーナーは第2号からはじまり、新年号などで休みの時がありましたが、現在まで166回連載してきております。
また、発刊2年後の2010年2月号から「読者訪問」のコーナーが始まりました。現在まで150社にお伺いして業務内容やシスポートとの関係などをご紹介させていただきました。(2回以上訪問掲載した会社様が30社あります)
そして2009年4月からは本誌に書ききれない情報や,シスポートからの告知や宣伝を主体にした1枚もののチラシをプリンターで印字して添付するようになりました。
この添付チラシは2020年2月から『Sysport announce』と銘打って、それまでのプリンター印字から本誌と同じオフセット印刷のものになりました。
そして昨年11月から両面印刷にしてより多くの情報をお届けすることにいたしました。そしてさらに、読者の皆様から広告原稿や告知情報をいただき掲載していこうと思っています。
Q-info本誌とは少し違った切り口で、読者の皆様との情報交流の媒体となれればいいかと思っています。
毎月発行ということでそれなりに手間はかかるのですが、お目にかかった方から「その話、この間の機関誌に書いてありましたよね」などと言っていただくことも少なくなく、誌面作りの励みになっています。
これからもまだまだ頑張って誌面作りをしてまいります。少しでもお役に立てる情報の提供に努めたいと思っております。そしてまた、皆様方からも取扱い商品やサービスなどの情報をご提供いただきPRさせていただくことを通じて、一緒に誌面作りができますことを願っております。
どうかこれからもご愛読下さいますようお願いいたします。
(一丁噛)
Q-info180【Sysport Announce】はんばいQシリーズのご紹介
今回は改めてQシリーズのラインナップをご紹介します。
いずれも消費税インボイス対応です。

シスポートのアプリケーションソフトは、プライベートクラウドに対応しています。
プライベートクラウドとは、各企業・各組織が自社内でクラウド環境を構築して社内で運用するクラウド形態を指します。
クラウドですからテレワークや出先からのアクセスなど、リモートでの運用が可能になります。
また、シスポートでは「PCエスコートサービス」をご提供しています。

Q-info 第180号 2022年12月発行 【PDF】
Q-info 第180号 2022年12月発行 【スタッフのつぶやき】
みなさんどうも。約1年半ぶりで登場の山口です。まだ生きとったんかい? まあ、何とかやってます。
さてあったのかなかったのかよくわからない秋ですが、秋と言えば読書の秋です。私の座右の書は芥川龍之介の各種短編で何年かおきに読み直
します。学生服の下に赤いシャツを着てチンタラ過ごしていた高校時代、なぜか図書室には入り浸って龍之介を全巻読破して以来のお付き合い
です。何がいいのか?と訊かれると困りますがなんか人間を見透かしているような文章が好きでした。
ここで突然話題が変わりまして秋と言えば健康診断の秋です(と決まってる訳でもないでしょうが、弊社の場合は…)。
何が困ると言うと胃カメラでしょう。なぜかここ数年毎回胃カメラが付いてきます。
随分前の健康診断の時、問診した医師が胃カメラは毎年受けなくていいんですよー、と言っていたにもかかわらず… まあ癌になったりするよりはいいでしょ? はあ、確かに(でもあれは拷問だな…)。
まあこれは必要悪として、私が困るのは視力。これも随分になりますが目は老眼に加えてある時から飛蚊症にやられ、疲れると虫が飛び交います。
しかし慢性的な耳鳴りとあわせて問診の時に状況を言っても“加齢によるものですから仕方ないですね”とつれない返事。そのくせ後日送られてくる結果表には視力の低下、聴力の低下、要再検査! バカにしてんのか!!
で読書に戻ると、学生時代に買った龍之介の短編集、今読むと字が小さい!紙が黄ばんできている!ということで健康診断の結果を待つまでもなく読みづらいことこの上なし。
電子書籍にするかあ?とも思いますがやはり本というのは紙に書かれた文字を追うものという固定観念。
普段頭を使わない分、目が見えてる間は読書は続けようと思います…(もっとも最近は電車通勤往復の50分弱が読書タイムですのでSFとか推理ものとかドンパチものとか… 気楽なものでお茶を濁しておりますが)。ではまた。
(システム開発部 山口 徹)
Q-info 第180号 2022年12月発行 【ネコの穴】
テーマ:システム導入のヒントとは
あるお客様の販売管理システムを刷新するというお話を戴いて、担当者の方と打合せをしました。
複数の業者さんに見積をもらったんですけど、どこも高くて・・
システムのどの部分の見積が高くなっているんでしょう?
わが社では専用の納品書を長年使用しています。新しいシステムも引き続き使用する必要があります。その専用伝票は専用サイズの4枚複写式でドットプリンターで印字します
かしこまりました
では、その専用伝票に印刷できるようにカスタマイズが必要なのですね
今まで使用している、ドットプリンターも買い替える必要があります 最近は、印字の失敗が多くて困っています。印字位置が大きくずれたり、紙送りに失敗してクシャクシャになったりで・・・・ また、専用伝票なだけに購入費用も高いんですよ
では、その専用伝票をお見せくださいますか? お預かりして、開発費用を試算しますね
ありがとうございます。 こちらになります
よくある、システム導入の打合せ風景です♪
お見せいただいた専用伝票をじっくり確認すると、確かに専用サイズで4枚複写です。これを印字位置も合わせて・・・・、カスタマイズ費用はかかりそうです。
教えてください。こちらの専用伝票で印字する必要がある理由とはなんでしょう?また、何故4枚複写なのでしょう?
昔から使っているので、理由はわかりません。1枚目は原本、2枚目は控え、3枚目は受領書です。4枚目は何だったかな?
現場の担当者に確認しないとわからないですね。
ありがとうございます。では、次回お打合せまでにご確認をお願いしますね。
わかりました
・・そして、次回の打合せにて・・
先日お預かりした専用伝票ですが、4枚目は何でしょうか?
そうそう、現場に確認したら今は使ってないって言うんですよね。今は捨てているそうです。もったいないですが・・
そうなんですね。3枚複写でも良さそうな気がしますね。あと、専用伝票で印字する必要がある理由はなんでした?
誰も理由を知らないんですよ。結局、社長に聞いたら別に理由はないそうです。
そうなんですね。では、手前どもから提案させてください。そもそも専用伝票を印字することをお辞めになられたらどうでしょうか。
弊社システムの標準フォーマット伝票形式でも問題ないのではと考えます。
言われてみれば・・
そもそも専用伝票の購入費用もなくなります。ドットプリンターも必要ありません。印字に失敗することもなくなります
でも、控えは?
システム内で画面から履歴を確認されたらいかがでしょう? カスタマイズも不要になりますよ
それはそうですね。社長に確認してみます。でも、この間専用伝票を大量に発注したところだしな・・う~ん
あくまでも、一例ですがこの手のお話はほんとによく見かけます。
原因は【そういうものだからと、誰も疑問を持たなかった】ことです
システムを刷新するときは、是非「そういうものだからと、誰も疑問を持たなかったこと」にフォーカスしてみてくださいね。
上流での対処って「莫大なメリット(時間やコスト削減)」を生むと考えます。
壱Qでした~!
Q-info 第180号 2022年12月発行 【読者訪問】
読者訪問 第155回
お伺いした会社 ブックセンター神足
お話を伺った方 店長 山本 眞己 様
会社の所在地 〒617-0833 京都府長岡京市神足1丁目8-3
連絡先など TEL 075-951-1830 FAX 075-951-1830
事業内容 書籍の販売(宅配)
今回は長岡京市のブックセンター神足さんをお訪ねしました。
同社は1984年(昭和59年)にJR神足(こうたり)駅(現在の長岡京駅)前に書店を開店されました。

駅前のいい立地に恵まれて順調に事業展開されていたのですが、Amazonに代表されるネット販売と大型書籍店舗の台頭などの波に押され、店頭販売が徐々に厳しくなり、ついに3年前に店舗を閉鎖されました。
しかしながら、定期的に書籍を配達する固定客は多く、配達専門の書店として頑張っておられます。
定期的に配達する先は、美容院であったり、喫茶店や銀行、病院など300件にものぼるそうです。
地域で書籍の配達をしているところがなく、地元の各店舗からは重宝がられているとか。もちろん店舗だけではなく、個人で定期購読している人も少なくないそうで、頼りになる存在となっています。
オーナー店長の山本さんは「本を届けるということは文化に貢献していることだと思っている」とおっしゃっています。
たしかに、書籍というのは文化的側面が大きいもののひとつですね。
しかしながら、最近は本を読まない人が増えてきていると嘆いておられました。1ヶ月間書籍代に5,000円以上使うのはヘビーユーザーで、1ヶ月間本代に1円も使わない人が全人口の半分もいるとおっしゃっていました。
携帯代に毎月何千円も使うのに本を買わないと。
皆さんは如何ですか? 毎月書籍代にいくら位使っておられますか?
店舗販売が厳しくなってきた背景には、Amazonや大型店舗の進出だけではなく、そういった背景もあったのですね。

定期購読先にはひと月分まとめて請求書を出されるのですが、もともとは300件あまりの納品書や請求書を手書きで書いておられたそうです。さすがにそれでは大変だということで、
パソコンでの発行を考えて、ある人が作ったソフトを使い始めたそうです。
あるとき、そのソフトを作った人が亡くなり、こりゃ大変だということで(株)新和事務機(https://www.shinwa-jim.co.jp/)さんに相談したところシスポートのはんばいQを紹介され導入して下さいました。今や請求書発行に欠かせないツールとして重宝していただいており、来る消費税インボイス制度への対応(ソフトのバージョンアップ)もお申し込みいただきました。
地域にとってなくてはならない貴重な書籍の宅配、地域貢献と文化の担い手としてこれからもますますお元気で頑張っていただきたいと思っております。
(米田)
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